エミリー・ラタコウスキ―が第1子を出産
モデル兼女優のエミリー・ラタコウスキー(29)が、2018年に電撃結婚した俳優兼映画プロデューサーの夫セバスチャン・ベア・マクラードとの第1子を無事出産したことをインスタグラムを通じて報告した。
生まれたばかりの赤ちゃんに授乳中の写真を公開したエミリーは、「シルベスター・アポロ・ベアが地球に降り立ち私たちに加わりました。スライは2021年3月8日、私の人生で最も非現実的で、美しくて、愛に満ちた朝に生まれました」とコメントを添えた。
「18歳まで子供の性別は分からない」ジェンダーレスな子育てを宣言
2020年10月、米Vogueの公式YouTubeで公開されたショートフィルムを通じて妊娠を発表したエミリー。
誌面に寄せたエッセイでは、ベビーのジェンダー(社会的意味合いから見た性別)(※)について、こんな先進的な考えを述べ、ジェンダーの枠に縛られない育児を心がけていきたいと綴っていた。
※ジェンダー(gender)とは、生物学的な性別(sex)に対して、社会的・文化的につくられる性別のことを指す。
「私と夫が妊娠について友人たちに告げると、『おめでとう』という言葉の後に続くのは決まって『(ベビーの)性別はどちらがいい?』という質問。私たちは、『18歳になって、自分で教えてくれるまで分からない』と答えるのが好き。みんなはそれを笑うけど、私たちの言い分には真実が込められている。だって、性別って、子供が持って生まれて来る生殖器に基づくものよりも、ずっと複雑なものである可能性がある。私のお腹の中で育っているこの存在が、“何なのか”よりも“誰なのか”ということのほうが疑問。『この子はどんな人間になるのか?私たちはどんな人物の両親になるのか? どんな風に私たちの人生や私たちという人間を変えていくのか?』 。これは、素晴らしくて、そして恐ろしい概念でもある。私たちを無力だと感じさせると同時に、恐縮させるようなね」
エミリーとセバスチャンは、生まれ持った身体的な特性にかかわらず、子どものジェンダーはその子自身に選ばせようと考えており、子どもが欧米各国で成年年齢とされる18歳になるまでは、親である自分たちやそれ以外の他人が決めつけるようなことはしたくないという。
その方針にならい、エミリーは出産報告の投稿でもベビーのジェンダーに関しては明言していない。
2人が選んだ名前は?
そんな2人が選んだのは、先のエミリーの出産報告にあった「シルベスター・アポロ・ベア(Sylvester Apollo Bear)」という名前。
名づけサイトのnameberry.comによると、「シルベスター」という名前はラテン語で「木」や「森」を意味する男の子につけられることが多い名前。
「アポロ」も男の子につけられることが多い名前で、こちらはギリシャ神話に登場する太陽神のラテン語名。1932年に発見された小惑星アポロは、この太陽神に由来する。
エミリーとセバスチャンは、「スライ(Sly)」というというニックネームでベビーを呼んでいるらしく、エミリーの出産報告には、モデルのベラ・ハディッドやインフルエンサーのキアラ・フェラーニ、俳優のケイト・ボスワースといったセレブたちから祝福のコメントが続々と寄せられている。(フロントロウ編集部)