2020年に俳優マックス・エーリックとの婚約破棄を経験したデミ・ロヴァートが、彼との破局がきっかけで自分のセクシャリティと改めて向き合えたことを告白した。(フロントロウ編集部)

婚約破棄を経験したデミ・ロヴァート

 2018年8月に薬物の過剰摂取で意識不明に陥り、入院後にリハビリ施設への入所を経て、2020年1月に開催された第62回グラミー賞授賞式で表舞台への復帰を果たしたデミ・ロヴァート

 今年2月にはサム・フィッシャーとの新曲「What Other People Say」をリリースし、米現地時間3月23日には新作ドキュメンタリー『デミ・ロヴァート:ダンシング・ウィズ・ザ・デヴィル(原題)』のYouTubeでの配信が控えているなど、アーティストとして本格的な再スタートを切ったなかで、昨年には元婚約者で俳優のマックス・エーリックとの婚約破棄を経験した。

画像: 婚約破棄を経験したデミ・ロヴァート

 デミは2020年3月にドラマ『アンダー・ザ・ドーム』や『LAW &ORDER:性犯罪特捜班』などへの出演で知られる俳優のマックス・エーリックとの交際をスタート。7月に婚約したことを発表するも、およそ2ヶ月後の9月に破局したことが明らかになった。

 婚約破棄を巡っては、双方の言い分が食い違っており、マックスが「タブロイド紙の報道を通じて」初めて知ったと主張しているのに対し、デミ側の関係者はマックスが「嘘をついている」、「デミは事前に彼に伝えていた」と反論。両者の関係が泥沼化の一途を辿っていったことも話題になった。

マックスとの破局で自分のセクシャリティと向き合えたとデミ

 2020年11月に開催されたピープルズ・チョイス・アワードの授賞式で司会を務めた際には、婚約破棄をジョークにしてみせるなど、すっかり吹っ切れた様子だったデミだけれど、彼女はマックスと破局したことで、自分自身のセクシャリティと向き合えるようになったと感じているそう。

画像: マックスとの破局で自分のセクシャリティと向き合えたとデミ

 以前から自身のセクシャリティについて、「フリュイド(流動的)」だと明かしているデミは今回、英Glamourとのインタビューで、「大人になっていくにつれて、自分がいかにクィアかということに気がつき始めました」と改めて語った上で、「この1年で、私は男性と婚約し、それがうまくいかなかった時に、『これは大きなサインだ』と思ったのです。私は誰かと人生を過ごすものだと思っていました。そうならなかったことで、私は自分に忠実に生きていいのだという安心感を感じることができました」と告白した。

 マックスとの破局後のエピソードかは明かさなかったものの、女性とデートをした時のエピソードにも触れて、「女の子と関係を持った時に、『こっちのほうが自分は好きだ』と思えました。よりしっくり来たのです。これが正しいんだって」とデミ。

 「男性たちと遊んでいた時、性的もしくは親密な状況になると、『そこに口は持っていきたくない』って、直感的に感じたこともありました。それは相手が誰かと言うことが原因ではありませんでした。私は彼らへの恋愛感情よりも友情を大切に思っており、反対の性別の人には恋愛感情を求めていなかったのです」と続けて語り、異性である男性からは恋愛感情を求めていないことに気がついたと告白した。

 以前、幼い頃に『クルーエル・インテンションズ』でサラ・ミシェル・ゲラーとセルマ・ブレアのキスシーンを観て自分がクィアであることを自覚したと明かしているデミは、「私が男の子たちについて書いたとファンが思っているような時にも、女の子についての曲を書いていたことがある」と、これまでいくつかの曲で女性についての感情を歌っていたことも告白している。(フロントロウ編集部)

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