透け感たっぷりの「パステルピンク」
数あるハイトーンカラーのなかで、プロたちが口を揃えて「絶対に流行る!」とおすすめしているのが、春らしい色合いの「パステルピンク」。
シカゴにある「マキシーン・サロン」のヘアカラーリストであるカリッサ・ショウトは「今年の初めにパステルカラーのピンクをたくさん見たけれど、そのトレンドは今でも続いている。しばらくは誰も飽きないと思う」と米Instyleでコメント。
実際に、ピンクヘアはシンガーのデュア・リパや俳優のエル・ファニング、アリエル・ウィンターなどの人気セレブたちも取り入れており、カリッサは「(ピンクヘアは)見た目をドラマチックに変化させるけれど、気分転換には良い」と話している。
ただし、ピンクヘアは色落ちしやすいため、カリッサは「美しいピンクヘアをキープするには、シャンプーを少なめにして、冷水で髪をすすぐのがおすすめ」ともアドバイスした。
アクティブな印象の「ジンジャーレッド」
Netflixドラマ『クイーンズ・ギャンビット』が世界中で大ヒットした影響からか、海外では主人公のベス・ハーモンのような「ジンジャーレッド」がトレンド入り。
ニューヨークにある「マークライアンサロン」の共同経営者で、セレブ御用達のカラーリストのマーク・デボルトは「レッドヘアは、自然な美しさを引き立たててくれる最高の色」と米The Zoe Reportでコメント。とくに、温かみのあるジンジャーレッドがおすすめなのだそう。
また、ジンジャーレッドは、ハイトーンカラーのなかでも落ち着いた印象で、比較的メンテナンスがしやすいのも人気を集めている要因のひとつだと話している。
モードな雰囲気の「シルバーグレー」
寒色系のハイトーンカラーにチャレンジしてみたい人には、モードな雰囲気の「シルバーグレー」を試してみるのもアリ。
シルバーグレイは、一見すると色の主張が強そうに見えるだけれど、カリッサいわく、実はどんな年齢や肌色にも似合う万能カラー。その理由について、カリッサは「どの年齢層でも髪の色素を失い、白、灰色、銀色になることはよくあるからね」と説明。
実際に、シルバーグレイは、ハイトーンカラーのなかでも不動の人気を誇っており、シンガーのアリアナ・グランデや人気セレブのキム・カーダシアンなど数々のセレブが取り入れていることでも知られている。
こなれ感抜群の「パールブロンド」
ハイトーンカラーの定番ブロンドヘアのなかで、2021年最も注目されるとプロが予想しているのが、柔らかな発色の「パールブロンド」。
パールブロンドは、プラチナブロンドのように非常に明るいカラーでありながら、ほんのり黄みがかっているのが特徴。シンガーのマイリー・サイラスやモデルのミランダ・カーなどを手がける人気カラーリストのジェレミー・タードは「このカラーの好きなところは、プラチナブロンドよりトレンド感のある色調で、虹のような輝きを与えてくれるところ」 と米Glamourで説明。
ほかにも、パールブロンドをもっと手軽に楽しみたい人は、顔まわりだけをブリーチした「顔まわりハイライト」や髪の内側を染める「インナーカラー」、よりナチュラルな印象に仕上げたい人には、あえて根元を暗く染めた「シャドウルーツ」と組み合わせるのもおすすめだとジェレミーは言う。
春気分を盛り上げてくれる旬のハイトーンカラー。季節の変わり目は、新しいヘアカラーで気持ちを新たにスタートしてみるのもいいかも。(フロントロウ編集部)