ビリーはお気に入りブランドをチョイス
日本時間3月15日に幕が開けた2021年のグラミー賞で、最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞映画テレビ・その他映像部門を受賞したビリー・アイリッシュ。
今回のグラミー賞授賞式でビリーは、前回のグラミー賞と同じく全身グッチ(Gucci)で統一したファッションで登場し注目を集めたけれど、じつはメイクもあるブランドのアイテムで統一していた。
そのブランドとは、ポップでフォトジェニックなパッケージや色展開でありながら、果物や野菜から抽出された天然の有効成分を使用したクリーンなアイテムを展開するNY発のブランド、ミルク・メイクアップ(Milk Makeup)。
ビリーは、昨年と今年のグラミー賞のみならず、アメリカン・ミュージック・アワードやビルボード・ミュージック・アワードでもミルク・メイクアップのコスメで統一するなど、大切な舞台では必ずと言ってもいいほど同ブランドのコスメを着用。海外ではビリーのお気に入りブランドとして知られている。
実際に使用したアイテムは?
今回のグラミー賞での着用コスメを、ビリーのメイクを手掛けるメイクアップアーティストのロバート・ラムジーがインスタグラムで紹介。ロバートによると、ベースメイクやパーツメイクに使用するコスメだけでなく、アイパッチやリップマスクなどのメイク前に使用するスキンケア製品もすべてミルク・メイクアップのアイテムを使用したそう。
リキッドファンデの「サンシャイン スキン ティント(SPF30)」やコンシーラー「フレックス コンシーラー」、スティックブロンザー「マット ブロンザー」など、以前からビリーが使用していたコスメのほか、今回使用されたアイテムには、海外で注目を集める新作コスメも。
それは、スティックタイプのクレヨンアイシャドウ「カラーチョーク(Color Chalks)」。カラーチョークは、高発色でマルチに使えるだけでなく、一切の無駄を省いたパッケージで大きな話題を呼んでいる。ビリーは、クリーミーベージュである「Tag」とシャンパンベージュである「Hopscotch」の2色を着用し、ナチュラルながらみずみずしい光沢感のある目元に仕上げた。
プロがビリーのメイクで実践したテクニック3つ
ビリーのメイクを手掛けたロバートは、今回のメイクで実践したという3つのテクニックもあわせて伝授。
1つ目は、ファンデの厚塗り感を防止するテクニック。ロバートは今回のメイクで、まず顔の中心にファンデを置き、それを顔全体になじませるように広げていく塗り方を実践。そうすることで、最初から全体にファンデを置くよりも厚塗りになりにくく、自然な仕上がりになるという。
2つ目は、ハイライトのヨレを防ぐテクニック。ロバートはハイライトを塗る際に、ミスト状のスキンケア製品で湿らせたブラシを使用。これを取り入れると、ハイライトが肌にしっかり密着するため、長時間崩れないツヤ肌をつくることができるのだとか。
3つ目は、マスカラをナチュラルに仕上げるテクニック。ロバートは、「余分な液体をティッシュオフしてから、2度だけ重ね塗りして」とアドバイス。マスカラのブラシの液体を軽くふき取っておくことで、まつげが濃くなりすぎたりダマになったりせず、ナチュラルにまつげを強調できるよう。
グラミー賞でビリー・アイリッシュが着用したコスメブランドであるミルク・メイクアップ(Milk Makeup)は、残念ながら日本未上陸であるものの、並行輸入で購入できるアイテムもあるので、気になる人はチェックしてみて。(フロントロウ編集部)