俳優のキャリアと体を変えてきたマーベル
10年強をかけてマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を“史上最もヒットした映画フランチャイズ”に押し上げたマーベル・スタジオは、その過程で、クリス・ヘムズワース(ソー役)やクリス・エヴァンス(キャプテン・アメリカ役)をはじめ、多くの俳優をハリウッドのトップ俳優へと成長させると共に、彼らの体を変えてきた。
スーパーヒーローを演じるために専属トレーナーのもとトレーニングに励んだ俳優たちの変化は、役作りの域を超えて、もはや“肉体改造”レベル。
ぽっちゃり体型からムキムキに変身したクリス・プラット(スター・ロード役)や、華奢な体型から筋肉隆々になったクメイル・ナンジアニ(キンゴ役)など、これまで多くのマーベル俳優がその体型の変化でびっくりさせてきた。
そして今回、新たな俳優がマーベルの“肉体改造”の洗礼を受けて大変身して帰ってきた。
『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』のセバスチャン・スタンの腹筋
マーベルの新作出演のために、40歳目前にして「今の自分の体は、きっと史上最高の状態だと思う」と米Men’s Healthに話したのは、ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』でウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズを演じるセバスチャン・スタン。
セバスチャン演じるバッキーは、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のラストシーンから物語が直結する同ドラマシリーズで、ファルコンことサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)と共に世界を揺るがす壮大な戦いに巻き込まれるのだけれど、解禁されている予告編からも、ビッグスケールのアクションシーンが見られる作品になることがわかっている。
そんなアクションたっぷりな本作に備えるために肉体改造したセバスチャンの体がコチラ。
お分かりの通り、腹筋はまるで彫刻かのようにバキバキ。二の腕にも隆々とした筋肉がついている。さらに別の投稿のスライド2枚目では、無駄な肉が一切ついていないことが分かる。
この肉体を武器にドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』ではどのようなアクションを見せてくれるのか、今から楽しみでならない。
マーベルの共演者に気負いして、からまわりしたことも
今では「史上最高」の体を手に入れたセバスチャンだけれど、過去には、自分よりもずっと体が大きい、マーベル映画の共演者たちの中で焦って失敗したことも。セバスチャンは米Men’s Healthにこう明かした。
「デカい男たちに囲まれて、自信をなくしてしまっていたんだ。だからすごく重いウェイトトレーニングを始めた。それで(『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の)撮影に挑んだ時には、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の時よりも体格が大きくなっていた。(衣装の)腕がちょっとキツくなっちゃってね。血が巡らなくなってしまったよ」
マーベルのスーパーヒーローたちの多くは強靭な肉体が求められるけれど、あくまで役に合わせたサイズになることが大前提。セバスチャンはマイティ・ソーやキャプテン・マーベルを演じる共演者たちにつられて、がむしゃらに体を大きくしたものの、逆に大きくなりすぎて衣装がフィットしなくなってしまったそう。
結果、「(クリス・)エヴァンスやヘムズワースたちと並べば、僕は50マイル(約50キロ)も遅れている感じがする。でも正直、彼らのようなサイズには僕はなれないよ」と違いを受け入れられたようで、量より質を重視して、今の体に到達したという。
セバスチャンが汗と努力で手に入れた史上最高の体で挑む、マーベル・スタジオの新作ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は、3月19日(金)16時よりディズニーの公式配信サービスDisney+ (ディズニープラス)で日米同時配信される。(フロントロウ編集部)