シンガーソングライターのチャーリー・プースが上半身裸の状態で野外で運動しているところがパパラッチされ、この写真が体型批判の的に。チャーリーが苦言を呈した。(フロントロウ編集部)

チャーリー・プースが体型批判の的に

 映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』の主題歌「See You Again」などのヒット曲で知られるシンガーソングライターのチャーリー・プース(29)が米現地時間3月18日、ロサンゼルスにあるジムからの帰りに、上半身裸で電話をしながら路上を歩いているところをカメラが激写。

画像: こちらは今年1月に撮影された写真で、ロサンゼルスにあるジムに向かおうとしているチャーリー。

こちらは今年1月に撮影された写真で、ロサンゼルスにあるジムに向かおうとしているチャーリー。

 今回撮影された写真にはファンたちから好意的なコメントが寄せられた一方で、一部の人々からは、「引き締まっていない」などと批評するコメントも寄せられることに。

 一部の人々からそうしたコメントが寄せられていたことを受けて、チャーリーはツイッターを更新。「誰かの体型を批判するのはクールなことじゃないということを思い出してほしい。そういうことをする理由が到底理解できないよ」と、体型批判に苦言を呈した上で、「8パックのボディじゃなくて申し訳ないね、まったく」と、一部の人々にとっての“理想”である、8つに腹筋が割れた体型ではないことに対して皮肉を込めて謝罪した。

ボディ・ポジティブに声をあげてきたチャーリー

 チャーリーは以前からボディ・ポジティブに積極的に声をあげてきたことで知られ、2019年には、YouTubeに広告として流れてきたという画像加工アプリについて、「YouTubeを観ていたら、この広告が流れてきたんだ。10代の男の子や女の子たちに向けられたもので、体型を整えて痩せているように見せることができるというものでね。加工されたもののいくつかは、人間にすら見えないよ」と批判し、「この女の子の体型の何がいけないんだい? 何も悪くないよ」と、元の画像に写る女性はそのままで美しいと続けた。

 チャーリーは別のツイートで次のように続けている。「個性を大切にしてほしい! 君は掛け替えのない人で、美しいんだ。加工してニキビとかを隠したい気持ちは分かるけど、人間にすら見えないというのは、僕には理解できない。すごく悲しいよ」。

 “男性は筋骨隆々であるべき”=“男性は強くあるべき”のような、古くからある“男性像”を押し付ける考えは、日本では「有害な男らしさ」という言葉で語られる、「トキシック・マスキュリニティ(Toxic Masculinity)」という概念の1つ。俳優のジャスティン・バルドーニは以前、引き締まったボディをキープしている自分もそうした周囲からの「体型イメージ」に悩まされていた1人だと告白した上で、周囲からのイメージに悩まされることなく、「ありのままを受け入れることが大切なこと」だと呼びかけた。(フロントロウ編集部)

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