チャーリー・プースが体型批判の的に
映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』の主題歌「See You Again」などのヒット曲で知られるシンガーソングライターのチャーリー・プース(29)が米現地時間3月18日、ロサンゼルスにあるジムからの帰りに、上半身裸で電話をしながら路上を歩いているところをカメラが激写。
今回撮影された写真にはファンたちから好意的なコメントが寄せられた一方で、一部の人々からは、「引き締まっていない」などと批評するコメントも寄せられることに。
一部の人々からそうしたコメントが寄せられていたことを受けて、チャーリーはツイッターを更新。「誰かの体型を批判するのはクールなことじゃないということを思い出してほしい。そういうことをする理由が到底理解できないよ」と、体型批判に苦言を呈した上で、「8パックのボディじゃなくて申し訳ないね、まったく」と、一部の人々にとっての“理想”である、8つに腹筋が割れた体型ではないことに対して皮肉を込めて謝罪した。
Hey just a very quick reminder that it’s not cool to body shame anyone. Not entirely sure what the purpose of it is. Sorry I don’t have an 8 pack like damn......
— Charlie Puth (@charlieputh) March 19, 2021
ボディ・ポジティブに声をあげてきたチャーリー
チャーリーは以前からボディ・ポジティブに積極的に声をあげてきたことで知られ、2019年には、YouTubeに広告として流れてきたという画像加工アプリについて、「YouTubeを観ていたら、この広告が流れてきたんだ。10代の男の子や女の子たちに向けられたもので、体型を整えて痩せているように見せることができるというものでね。加工されたもののいくつかは、人間にすら見えないよ」と批判し、「この女の子の体型の何がいけないんだい? 何も悪くないよ」と、元の画像に写る女性はそのままで美しいと続けた。
I was just watching some video on YouTube and saw this ad come up. An ad directed towards teenage boys & girls insisting that they can contour their bodies to make them look skinner. Some of the renderings don’t even look human. Like...what is wrong with this girls body?! NOTHING pic.twitter.com/6to4AVaPwp
— Charlie Puth (@charlieputh) August 24, 2019
チャーリーは別のツイートで次のように続けている。「個性を大切にしてほしい! 君は掛け替えのない人で、美しいんだ。加工してニキビとかを隠したい気持ちは分かるけど、人間にすら見えないというのは、僕には理解できない。すごく悲しいよ」。
Embrace your individuality!! You are ONE of ONE and beautiful!! I understand if you wanna photoshop a pimple out or something...but to make yourself look not like a human is beyond me. Very sad :(
— Charlie Puth (@charlieputh) August 24, 2019
“男性は筋骨隆々であるべき”=“男性は強くあるべき”のような、古くからある“男性像”を押し付ける考えは、日本では「有害な男らしさ」という言葉で語られる、「トキシック・マスキュリニティ(Toxic Masculinity)」という概念の1つ。俳優のジャスティン・バルドーニは以前、引き締まったボディをキープしている自分もそうした周囲からの「体型イメージ」に悩まされていた1人だと告白した上で、周囲からのイメージに悩まされることなく、「ありのままを受け入れることが大切なこと」だと呼びかけた。(フロントロウ編集部)