見た目は大人、中身は子供な破天荒ヒーロー、シャザム
2019年に公開されたDC映画『シャザム!』は、“見た目は大人、中身は子供”というコミカルな設定で描かれたヒーロー映画。ザッカリー・リーヴァイが主人公シャザムを演じ、大ヒットを記録した。
2023年に公開予定の続編映画『シャザム! フューリー・オブ・ザ・ゴッズ(Shazam! Fury of the Gods)』には、ザッカリーをはじめアッシャー・エンジェルやジャック・ディラン・グレイザーなど、メインキャストが続投となる。
そんな作品に、映画『ワイルド・スピード』で知られる大物俳優、ヘレン・ミレンがヴィランとして参加することが米THRによって報じられた。ヘレンはギリシャ神話のアトラス神の娘であるヘスペリアーとして登場。悪の三姉妹の1人を演じるという。
タイトルの「フューリー・オブ・ザ・ゴッズ」とは、「神々の怒り」という意味。本作は、ギリシャ神話をベースに、シャザムが新たな戦いに挑む様子が描かれる。そこに登場する三姉妹は、ヘスペリアー、アイグレーとエリュテイアという名前で、その中の1人は、スピルバーグ版『ウエスト・サイド物語』のヒロインに抜擢された若手俳優兼シンガーのレイチェル・ゼグラーが務める。
また、DCEUの中で神話という繋がりで考えると、同じく神話の世界を扱っている『ワンダーウーマン』となんらかの関わりを持ってくるのではないかともウワサされている。
ちなみに2020年、監督のデヴィッド・F・サンドバーグは『シャザム! フューリー・オブ・ザ・ゴッズ(Shazam! Fury of the Gods)』の「ニセ予告」を公開。「まだ『シャザム!2』は撮影していないんだけど、もうレターボックス(匿名でファンレターが送れるSNS)にレビューがきているんだ。それってつまり、マーケティングのためにレビューを引用してもいいということだよね」とデヴィッドはツイートして、映画の内容が一切語られないという斬新な予告動画をアップした。
We haven't shot Shazam 2 yet but there are already reviews up on Letterboxd. I'm pretty sure that means we're allowed to start using review quotes for marketing. pic.twitter.com/q7rj528CDR
— David F. Sandberg (@ponysmasher) August 14, 2020
映像には、「悪くないよ」というコメントや、「デヴィッド・F・サンドバーグが愛おしい」、「(出演者の)ジャック・ディラン・グレイザー、私は木曜日の夜が空いてるから、ネイルを塗ってあげられるよ。あなたの部屋でフリートウッド・マックの音楽を流して踊ることもできるし」、「映画が公開される頃には19歳だ、マジかよ」といった文言が、まるで有名批評サイトのレビューから引用したかのように書き記されていた。
公開前からワクワクが止まらない映画『シャザム! フューリー・オブ・ザ・ゴッズ(Shazam! Fury of the Gods)』は、2023年に公開予定。(フロントロウ編集部)