ヒース・レジャーがはしゃぐ舞台裏写真
ジョセフ・ゴードン=レヴィットが公開した1枚の写真が、ファンを喜ばせるも、少し悲しい気持ちも呼び起こしている。その投稿にジョセフは、こんな思いを綴っている。
「『恋のからさわぎ』は1999年の今日、3月31日に公開された。あの夏を忘れない。あんなに素晴らしい人たちと映画を作ったんだ。最高の時だったよ。もう20年以上が経つなんて信じられない」
そして写真には、『恋のからさわぎ』で共演したジョセフ、ヒース・レジャー、ジュリア・スタイルズ、ラリサ・オレイニクがはしゃぐ姿が。
今では、『ダークナイト』のヒース、『(500)日のサマー』のジョセフ、『ジェイソン・ボーン』シリーズのジュリアと、トップ俳優となったキャストたちだけれど、ティーンとして大ヒット映画に出演した経歴を持つ。
作品自体も思い出の青春映画として多くの人の記憶に刻まれているけれど、ジョセフの中でも、その撮影の思い出は忘れられない記憶となっているよう。
そして2008年に起こったヒースの突然の死からは、今年でもう13年。才能溢れるヒースに未来が広がる若かりし頃の写真に、多くのファンが切ない気持ちになった。
共演者から愛されるヒース・レジャー
ジョセフが『恋のからさわぎ』の撮影は良い思い出になっていると話したように、ヒースの過去の共演者たちは、ヒースとの温かい思い出をたびたび明かしている。
ヒースがその演技でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『ブロークバック・マウンテン』でヒースとたったの4歳差でありながら親子を演じたケイト・マーラは、撮影現場でヒースが自分を気づかってくれたとし、「彼は本当に優しい人。あのすべての経験は本当に素晴らしいものだった」と振り返っている。
また、ヒースが演じたイニスと愛をはぐくむジャックを演じたジェイク・ギレンホールは、2005年当時は同性愛というテーマをからかう人がいたと明かし、「ヒースは、決してそういったジョークは言わなかったんだ。誰かが映画のストーリーとかについてジョークを言おうとしたら、彼は、『やめろよ。これは愛についての話だぞ』って感じだった」と、ヒースが作品を真摯に受け止めていたことを称賛していた。(フロントロウ編集部)