『GoT』ドラゴンの卵をファベルジェが制作
2021年は、超巨編大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の放送から10周年記念の年。そのアニバーサリーにあわせて発表されたことが、ファンの度肝を抜いている。
『ゲーム・オブ・スローンズ』のメインキャラクターであり、エミリア・クラークが演じたデナーリス・ターガリエンといえば、ドラゴンの母。デナーリスがカール・ドロゴと結婚する際に、イリリオから3つの卵が贈られた。その後、ドロゴが死に、彼女を騙した魔女もろとも火の中へ身を投じたデナーリスだったけれど、その翌朝に、火の中から無傷のデナーリスと卵から孵った3匹のドラゴンが…。
『ゲーム・オブ・スローンズ』ファンなら絶対に覚えている物語の中での重要なシーンだけれど、この“ドラゴンの卵”が、現実に誕生する。
しかも、その制作を手掛けるのは、宝石ブランドのファベルジェ!
ファベルジェによるドラゴンの卵、その価格は…
ファベルジェといえば、1846年から1920年を生きたロシアの宝石商で金細工師ピーター・カール・ファベルジェによるものとして有名であり、そう、彼の代表作といえば、ロシア皇帝に収められた50個のインペリアル・イースター・エッグ(ファベルジェの卵)!
そんなファベルジェがドラゴンの卵を制作するとは、夢のような出来事と言える。ファベルジェのヘッドデザイナーであるリイサ・タルグレンと、『ゲーム・オブ・スローンズ』の衣装デザイナーであり、様々なアワードを受賞してきたミシェル・クラプトンがともにデザインした“ドラゴンの卵”は、なんと160万ポンド(約2.5億円)。
ミシェルは、このデザインについてこうコメントした。
「デナーリス・ターガリエンの素晴らしい旅路、彼女の衣装における色彩、彼女のドラゴンに対する愛、ドラマを通して宝石によって彼女が伝えたメッセージの表現方法を、この(卵の)デザインは引用しています。ドラゴンの質感やアイコニックな卵からの引用は、この卵の芸術の表面を示すために使われました」
(フロントロウ編集部)