ビタミンCのスキンケア製品を選ぶとき、どんな基準で製品を選んでいる? たくさんの種類がありすぎて迷いがちなビタミンC製品から自分に合うものが見つかる、肌質に合った選び方をプロが明かした。(フロントロウ編集部)

美肌をつくるビタミンCの効果的な選び方

 ビタミンCといえば、古くからもっとも代表的な美容成分として知られていたけれど、あらゆる肌悩みに幅広くアプローチできることが改めて脚光を浴びて、ここ数年で今一度注目が集まっている。このトレンドの影響で、以前より多くのビタミンC製品が登場しているけれど、その数が多すぎるがゆえに、どれを選べばいいのか分からないという人も多いのでは?

画像: 美肌をつくるビタミンCの効果的な選び方

 そんな人に知ってほしいのが、肌質に合わせたビタミンC製品の選び方。米国皮膚科学会に所属する皮膚科医のデボラ・ロングウィル医師は、「それぞれの肌質によって相性のよいビタミンC製品は違う。だからどれだけ口コミが良い製品でも、自分の肌には合わないことはよくある」と米New beautyで説明。最大限の効果を得るには、自分の肌質にぴったりと合う製品を選ぶことが大切なのだという。

 では、どんな肌質にどのビタミンC製品が合うのか、プロのアドバイスをご紹介。

オイリー肌:ビタミンC単体の製品を選ぶ

 皮脂の分泌量が多くテカリやすいオイリー肌にオススメだというのが、ビタミンC以外の成分があまり入っていない美容液やクリームなどのアイテム。

画像: オイリー肌:ビタミンC単体の製品を選ぶ

 米マイアミの皮膚科医であるアニー・ゴンザレス医師は、「ビタミンCは、皮脂の過剰な分泌を抑える効果が期待できるけれど、一緒に配合されている成分がその働きをかき消してしまうことも少なくない」と話した。とくにビタミンCとセットで配合されることが多いビタミンEは、本来はビタミンCの安定性や抗酸化力を高める働きがあるものの、テカリやすいオイリー肌には合わないことがあるのだという。

 オイリー肌の人は、ビタミンCが単体で入っているようなシンプルなタイプを選ぶようにしてみて。

敏感肌:ビタミンCの濃度と種類に注意

 定番のスキンケア成分だけれど、その種類によっては肌に刺激を与えてしまうビタミンC。炎症を起こしやすく、刺激を感じやすい敏感肌なら、配合されているビタミンCの濃度と種類を要チェック。

画像: 敏感肌:ビタミンCの濃度と種類に注意

 ゴンザレス医師は、「肌が敏感な場合、まず濃度が低いビタミンCから試して肌の反応を見るようにしたほうがいい」とアドバイス。突然濃度の高いビタミンCを取り入れると、肌が荒れたり炎症を起こしたりすることがあるという。

 そしてビタミンCの種類については、「アスコルビン酸テトラヘキシルデシル」という種類のビタミンCを選ぶよう勧めた。反対にあまりオススメできないというのが、多くの製品に含まれている「Lアスコルビン酸」というビタミンC。この成分は、ビタミンCのなかでも高い効果が期待できる一方で刺激が強いため、敏感肌のスキンケアには不向きだそう。

乾燥肌:保湿成分と一緒になったものを探して

 皮脂の分泌が少なくカサつきやすい乾燥肌は、乾燥対策もできるビタミンC製品を選んだほうがいいよう。

画像: 乾燥肌:保湿成分と一緒になったものを探して

 ロングウィル医師は、「肌が乾燥しやすいなら、ビタミンCだけでなく必ずヒアルロン酸やグリセリンなどの保湿成分が一緒に入っているものを選ぶといい」とアドバイス。ビタミンCのみでできているような製品だと保湿力が不十分であるため、保湿成分がたっぷりと入っているものを選ぶのがベストなのだという。

 プロのアドバイスを参考にして、自分の肌質にぴったりのビタミンC製品を見つけてみては。(フロントロウ編集部)

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