キャストに注目集まる『ジェットブレイク』
2021年8月6日に公開予定となっている映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は、『ワイスピ』シリーズの9作目。新型コロナウイルスの影響で公開が1年以上延期されたけれど、その理由は、心臓がバクバクするようなアクションを劇場の大画面で見てほしいから。
それほどまでに制作陣が誇りをもって送りだす『ジェットブレイク』では、アクションだけでなく、その登場キャラクターも大きな注目を浴びている。
『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』で命を落としたと思われていたサン・カン演じるハンの復活は、公開前からすでにファンを大熱狂の渦に巻き込んでいるけれど、『TOKYO DRIFT』と7作目の『ワイルド・スピード SKY MISSION』に登場したルーカス・ブラック演じるショーン・ボズウェルや、バウ・ワウが演じたトゥインキーも数年ぶりに再登場。
さらに、ジョーダナ・ブリュースター演じるドムの妹ミアもふたたび姿を現すうえ、ジョン・シナが演じるドムの弟ジェイコブが初登場する。
ジョン・シナはポール・ウォーカーが呼び寄せた?
ファンの興奮のメーターが振り切れることになるのは確実と思える『ジェットブレイク』だけれど、その制作過程にはかなりのプレッシャーを感じることもあったよう。ドムを演じるヴィン・ディーゼルは、とくに、新たなキャストをファミリーに迎えることに責任を感じたそうで、監督のジャスティン・リンとジェイコブ役に誰を起用するかを真剣に話し合っていたとプレスで明かす。
しかし、ジョンがジェイコブを演じることになり、彼がセットに入ってきた時、その不安はなくなったという。その時ヴィンが感じていたのは…、ブライアン・オコナー役の故ポール・ウォーカーの存在だった。
「撮影が近づくにつれ、新たなトレット、トレットの兄弟をキャスティングするのはどれだけ怖いことかとジャスティンと話したことを覚えているよ。すごく多くの方向性があった。俺には、瞑想したりトレーニングしたりしてドムになりきるためのドム聖堂的な場所があるんだけど、そこにジョンがやってきて…。おかしいと言ってくれ、でも俺には、パブロ、つまりポール・ウォーカーが彼を呼んだように感じた。その夜にジャスティンに、『俺の体の内側と心が、これは運命だと感じてる』と言ったことを覚えている」
『ジェットブレイク』でドムは、弟のジェイコブと対立することになる。そんな2人を演じる俳優をめぐり合わせたのは、ポールだったとヴィンは感じているよう。
ちなみに、ポールが息子とたわむれる映像を、ドムが目を細めながら見るというシーンも『ジェットブレイク』にはある。そのシーンもお披露目された最新予告はこちらから。
(フロントロウ編集部)