マッツ・ミケルセンが『インディ・ジョーンズ5』に出演へ
映画史に名を残すアドベンチャーシリーズ『インディ・ジョーンズ』の5作目となる最新作に“北欧の至宝”の異名をとるデンマーク出身の俳優マッツ・ミケルセンがキャスティングされたと米Deadlineが報じた。
マッツは公式インスタグラムに『インディ・ジョーンズ』と自身をコラージュした写真を投稿し、「新たな冒険 #indianajones」とコメントを添えて、Deadlineの第一報を認めている。
映画『インディ・ジョーンズ』は、ハリソン・フォード演じる考古学者のインディアナ・ジョーンズの冒険を描いた40年の歴史をもつ作品。
1981年に1作目の『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』が公開されて大ヒットし、1984年には2作目の『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』、1989年には3作目の『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』、そして2008年には4作目の『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』が公開された。
シリーズ全体の原案は映画『スター・ウォーズ』シリーズのジョージ・ルーカスと映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『E.T.』のスティーヴン・スピルバーグが務め、過去4作ではスピルバーグ監督がメガホンをとってきたが、2013年にウォルト・ディズニー・スタジオがもともと同作の配給とマーケティングを行なっていたパラマウント・ピクチャーズから権利を獲得。
第5弾となる最新作では、監督のメガホンは映画『17歳のカルテ』や『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』、『グレイテスト・ショーマン』、『フォードvsフェラーリ』を成功へと導いたジェームズ・マンゴールド監督へと引き継がれる。
あらすじもマッツが演じる役も現時点では不明
『インディ・ジョーンズ5(仮題)』に関しては、現在78歳のハリソンがインディ役を続投することと、2022年7月29日の全米公開が予定されていることは明らかになっているものの、物語のあらすじは謎のベールに包まれたまま。
ただし、先日、同作を製作するルーカス・フィルムが、女性メインキャラクターにドラマ『Fleabagフリーバッグ』や『キリング・イヴ/Killing Eve』への出演にくわえ、映画『007』シリーズ最新作の『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』では脚本に参加していることでも知られるフィービー・ウォーラー=ブリッジが決定したと発表した。
マッツが演じる役どころは、現時点では明かされておらず、また、お得意の“クセのある悪役”を演じるのか、それともインディの冒険に加わるキャラクターを演じるのかは不明。『インディ・ジョーンズ5』の撮影は、この夏の開始が予定されている。
アート系作品からビッグ・フランチャイズ作品まで、ジャンルや規模を問わず幅広く活躍しているマッツ。
最近では、ジョニー・デップが降板した映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズのゲラート・グリンデルバルドを引き継いだことが話題となったり、故郷デンマークとオランダ、スウェーデンの合作である主演作『アナザーラウンド』がアカデミー賞の監督賞と国際長編映画賞にノミネートされたりと、名実ともにますます勢いに乗っている。(フロントロウ編集部)