ディズニー・チャンネルへの出演がきっかでブレイクしたオリヴィア・ロドリゴ
今年1月にリリースしたシンガーとしてのデビューシングル「ドライバーズ・ライセンス(drivers license)」がデビュー初週から8週連続で全米シングルチャートの首位を獲得し、世界中に大きなインパクトを与えたオリヴィア・ロドリゴ(18)。
デビュー曲が記録的な大ヒットとなった今でこそ、シンガーとしても大きな注目を集めるようになったオリヴィアだけれど、ショービズ界へのデビューは俳優業がきっかけ。1作目から主役に大抜擢された2015年公開の映画『An American Girl: Grace Stirs Up Success(原題)』で俳優としての活動をスタートさせると、2016年には、ディズニー・チャンネルのオリジナルドラマ『やりすぎ配信! ビザードバーク』でメインキャストの1人であるペイジ役に起用され、ティーンを中心にその名前を世界に広めることとなった。
その後、2019年にアメリカで放送がスタートしたDisney+ (ディズニープラス)のドラマ『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』で主役であるニニを演じ、さらにブレイク。5月21日には、日本で同作のシーズン2の配信を控えているオリヴィアだけれど、ディズニー・チャンネルに出演するようになった当初は、それまでの生活から一変したことで、葛藤も抱えていた時期があったという。
ディズニー・チャンネル出演中に自分を見失ってしまったことがあった
米Elleとの新たなインタビューのなかで、オリヴィアは12歳の時に『やりすぎ配信! ビザードバーク』に出演するようになった時のことを振り返り、「複数のカメラを使って撮影するシットコム」に出演する生活を送るようになったなかで、14歳になった頃に、「極端なアイデンティティ・クライシスを経験した」と明かした。
アイデンティティ・クライシスとは、自分らしさを見失い、本当の自分が分からなくなってしまうことで、オリヴィアは当時について、「私は一体誰? 私のことを気にかけてくれている人なんている? どうやって人と接したらいい?」と自問するようになったと米Elleに語っている。
「大抵の14歳の子たちは、部屋で大人たちに囲まれながら、『それで、あなたのブランドは何?』って言われることなんてないでしょ」とオリヴィアは続け、若手俳優として、周囲の大人たちから自分の“売り”になるような特徴を尋ねられるという出来事を経験したことで、自分らしさに悩まされるようになった時期があったと明かした。
10代という若い頃にショービズ界に足を踏み入れたことで、自分自身を一時的に見失ってしまうという経験は、ディズニーの先輩であるマイリー・サイラスも以前、ドラマ『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』への出演で経験したことを告白している。(フロントロウ編集部)