映画『ハイスクール・ミュージカル(以下HSM)』が多くの人の青春の1ページを作ってから約15年。ディズニープラスのドラマ『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』は、そんな『HSM』の魅力を継承して視聴者から高い評価を受けている。コロナ禍でテレビ時間が増えている今、あの青春をもう一度味わおう。ドラマ版が受け継いでいる“HSMらしさ”を解説!
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「みんなスター!」というメッセージ

 まわりに合わせるか、自分らしさを見つけるか。映画『HSM』はそんな学生時代の共通の悩みにみんなで向き合った

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 アスリート、理系、スケートボーダーなどタイプは違えど、「自分らしさとは何か」「自分がしたいこととは何か」という悩みを全員が共通して抱えていた。そして映画で伝えられたのは、クライマックスの曲「みんなスター!」で歌われる、全員が違うけれど全員に個性があり特別なのだというメッセージ

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 ドラマ版ではストーリーを進化させたうえで「みんなスター!」という文句を継承! 多様性の受け入れが進んだ現代のイースト高校では、スポーツマンも、オタクも、LGBTQ+も、フェミニストもグループなどには分かれずみんなが個性を持って生きているのだけれど、それでも、全員が自分の輝ける場所や、一緒に輝ける相手を探している。あれから約15年、ディズニーが「みんなスター!」というメッセージをどう守りどう進化させたか、ぜひ見てほしい。

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主人公たちのロマンス

 『HSM』ファン全員が応援した、トロイとガブリエラの純愛。トロイに「T」のネックレスを着けてもらう空想を当時楽しんだ人も少なくなかったのでは。

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 ドラマ版ではトロイの代わりにリッキーが、ガブリエラの代わりにニニが登場。2人は幼馴染で、前は付き合っていたのだけれど、“ある事件”がきっかけで今は関係がギクシャクしている。さらに、ニニにはEJという新しいイケメン彼氏がいる。とは言え、一緒に歌った時の電流が走るようなお似合いぶりはまさにトロイとガブリエラ!この2人も赤い糸で結ばれているということ。

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 ちなみに、リッキーはトロイとはタイプが違う男子生徒なのだけれど、この変化には、今の世代を深く理解しているディズニーらしい納得の理由があった。そちらの詳しい解説は<現代版HSMのトロイは“100点じゃない男子”!海外ドラマで活躍中の完璧じゃない男子の魅力とは?>でチェックして。

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キャラの濃いまわりの生徒たち

 『HSM』ではシャーペイ、ライアン、チャド、テイラーというまわりの生徒たちも人気だった。そして、キャラの濃さで言えばドラマ版は負けていない

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 『HSM』のライアンは本当はゲイという設定だったものの、当時は時代のせいでそれを公に描けなかったことはキャストも認めている話。しかし約15年が経ち、ディズニー作品で描ける内容の幅は大きく広がった。その結果、ドラマ版ではLGBTQ+の生徒がいたり、様々なボディタイプの子がいたり、シャーペイ役を男子が演じていたりと、キャストに映画版を超える多様性が見られる。『HSM』でしたかったけれど出来なかったことをついにやるという点でも、本作は、HSMフランチャイズにおいて重要な作品

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ドラマ版のキャストを紹介!

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映画版の“メタシーン”がたくさん

 『HSM』とのリンクをドラマ版に期待しているならば、きっと裏切られないから安心して。

 ドラマ版では『HSM』でバックダンサーを務めたというミス・ジェン(ケイト・レインダーズ)が、映画が実際に撮影されたイースト高校の演劇部の顧問になって『HSM』のミュージカルが作られるのだけれど、シャーペイの伝説のロッカーが登場したり、映画と同じセットや小道具が使われたりと、コアファンでないと気づかないような小さなものまでメタ要素が散りばめられている

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 新キャストたちが『HSM』のミュージカルを演じているシーンでは、映画の名セリフを一緒に口ずさんでしまうはず。そして、オリジナルキャストのカメオ出演というお楽しみも用意されている!

画像: 映画版の“メタシーン”がたくさん

作品を飛び出しヒットした音楽

 現代の高校で『HSM』のミュージカルを作るという設定は当初は不思議だという声もあったけれど、ドラマを見れば、新しい曲やストーリーを紹介しながら、『HSM』の定番曲も自然に盛り込める最高の設定であることが分かる。

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 『HSM』は、自由になりたい気持ちを歌った「自由をつかめ」から、相手に引き寄せられる気持ちを歌った「あなたは私の心の音楽」まで、多くの名曲を生み出し、1作目のサントラは“2006年に最も売れた音楽アルバム”という称号を獲得。放送後にはキャストが全米を巡ったコンサートツアーが35億円以上を稼ぎあげた

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 劇中ではそんな『HSM』の定番曲が、自然に入れ込まれている。その中で嬉しいのが、実際に『HSM』ファンだという10代のキャストたちのパフォーマンスや発言から『HSM』愛が伝わってくるところ。

 そしてもちろん、数々の名曲を世に送り届けたディズニーが今作のために用意した新曲も忘れてはいけない。なかでも注目なのが、恋に翻弄されるニニの気持ちをオリヴィア・ロドリゴが書き下ろした「オール・アイ・ウォント」。同曲はニック・ジョナスなど先輩アーティストにも絶賛され、TikTokを中心にバイラルヒット。ほかにも、「みんなスター!」のドラマ版と評判の「ボーン・トゥ・ビー・ブレイヴ」や好きな子に歌いたくなる「始まりの予感」など、気になる曲はたくさん。

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1作目が良くて、2作目はもっと良い!?

 1作目の初回放送後に口コミで話題となった『HSM』は2作目で人気が大爆発したことで知られる。続編の初回放送はディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービーの最高視聴数を1,000万人以上も更新して、サントラアルバムも全米初登場1位を果たした。

画像: 『ハイスクール・ミュージカル2』ディズニープラスで配信中

『ハイスクール・ミュージカル2』ディズニープラスで配信中

画像: 『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル シーズン2』5月21日よりディズニープラスで配信

『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル シーズン2』5月21日よりディズニープラスで配信

 一方のドラマ版は5月21日からシーズン2が配信スタートするのだけれど、シーズン2の題材は『美女と野獣』! ブロードウェイ帰りの教師率いる強豪ノース高校の演劇部を相手に、賞金5万ドルを懸けて学校対抗バトルが起こる。みんなが大好きな『美女と野獣』の名曲で彩られるとあって、『HSM』のように1作目以上の評判となりそうな予感!

 とくにシーズン2では、各キャラクターのストーリーが深掘りされることが明かされている。それぞれの歌の上手さや演技の上手さが光るシーズンとなるので、ぜひ注目したい。

<作品情報>

『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』
シーズン1
ディズニープラスで全話配信中

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『ハイスクール・ミュージカル』が約15年前に撮影されたのと同じ場所で、現代の高校生たちがその歴史的作品のリメイクに挑戦する。演劇合宿を終えたばかりのニニと、ニニとヨリを戻すために演劇部に入部したリッキー。新曲や『HSM』の定番曲のリメイクを通じ、イースト高校で新たな青春ドラマが幕開ける。

シーズン2
ディズニープラスで5月21日(金)配信開始

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春の大会に向け、ミュージカル『美女と野獣』の準備を進めていたイースト高校のメンバーたち。しかし、彼らの前に立ちはだかるのは、ブロードウェイ帰りの教師率いる強豪ノース高校の演劇部だった。最も優れた高校演劇部に贈られるという“アラン・メンケン賞”と賞金5万ドルを懸け、学校対抗のバトルが始動!

(フロントロウ編集部)

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