『うわさのツインズ リブとマディ』で双子を演じたダヴ・キャメロン
シンガーとして4月2日に最新シングル「LazyBaby」をリリースし、俳優としてはバブルスを演じる実写版『パワーパフ ガールズ』の放送が控えているダヴ・キャメロンが、英BBCとのインタビューで自身のこれまでのキャリアを振り返った。
現在25歳のダヴは、2012年にディズニー・チャンネルのドラマ『Bits and Pieces(原題)』のパイロット版でアラナ役に抜擢され、初めて注目作品で大きな役を獲得。『Bits and Pieces』はその後、ドラマ『うわさのツインズ リブとマディ』として改変され、ダヴは同作で主役である双子リブとマディを1人2役で演じることとなった。
今回、英BBCとのインタビューで当時を振り返ったダヴは、“リブとマディの2人を演じたのはどれくらい大変だったか?”という質問に、「あれは一番苦労したことだよ、冗談抜きでね」と回答。「同じシーンを2度ずつ撮影するのは、他とは比較にならない(くらい大変)。魔法なんてなくて、ただ、こなすのみだからね」と続けて語り、同じシーンに登場する双子を1人で演じるために、登場シーンを2回に分けて撮影したことの大変さを振り返った。
リブとマディの1人2役を演じた苦労を告白
続けて、“1人で双子を演じたコツ”について訊かれると、「実際のところ、私は次第に作り上げていったという感じなの」とダヴ。
「元々は他のキャラクターのオーディションに臨んでいたんだけど、高速道路に乗っていた時に電話がかかってきて、『私たちは新しいショウを作ることになりました。あなたはもうアラナではありません。あなたには双子を演じてもらいますが、詳細はこれから詰めていきます。月曜日に会いましょう』って言われたの」と当時を振り返り、『Bits and Pieces』のアラナ役に抜擢された後で、急遽、『リブとマディ』という新番組になることを告げられて、双子を演じることになったと明かした。
「それで、私としては『一体どういうこと?』ってなって」とダヴは続けて語っている。「彼らがベースとして私に伝えてきたのは、『一方はバスケットボールをやっていて、もう一方は俳優です。後はあなたにお任せします』ということだったの」と、リブとマディのキャラクターについてはほとんど決定していなかったことを明かした上で、次のように続けた。
「私は監督と事務所に3ヶ月くらい入り浸って、思いつく限りの“違い”を書き出した。1人は左利きで、もう1人は右利きで、2人の声は変えてっていう風にね。私以外は知ることのない、2人の物語もある。それがあったおかげで、私は頭の中で2人を1人1人の人間として認識することができていたの」。
その後、2013年から2017年まで、4シーズンにわたって見事リブとマディの2役を演じ切ったダヴ。ドラマに出演中だった2015年には、ディズニー・チャンネルのテレビ映画『ディセンダント』の主役マル役にも大抜擢され、3部作となった同シリーズでさらに世界的な知名度を獲得することとなった。(フロントロウ編集部)