エド・シーラン、地元サッカーチームの「シャツスポンサー」になる
過去に4度のグラミー賞受賞歴がある実力派シンガー・ソングライターのエド・シーランが、故郷イングランド・サフォーク州の州都イプスウィッチを拠点とするサッカークラブ、イプスウィッチ・タウンFCのシャツスポンサーとなったことが発表された。
「シャツスポンサー」とは、広告料を支払って、選手たちが着用するユニフォームに企業名プリントしてもらうスポンサーのこと。通常は企業やブランドがなることが多いが、郷土愛が強いことで知られるエドは、向こう1年間、個人でイプスウィッチ・タウンFCのシャツスポンサーとなった。
インスタグラムで、当時のイプスウィッチ・タウンFCのユニフォームを身につけた少年時代の自分の写真を公開したエドは「こいつがイプスウィッチ・タウンFCの新しいスポンサーになったよ。うまくやれよ」というユーモアあふれるコメントで就任を報告。
イプスウィッチ・タウンFCの公式SNSでもエドがシャツスポンサーとなったことが伝えられ、男女チームの選手たちが着るブルーを基調としたユニフォームにプリントされる「+-=÷× TOUR」というロゴもお披露目された。
新アルバム&ツアーに関するヒント?
エドのファンならすぐにピンと来たかもしれないが、イプスウィッチ・タウンFCのユニフォームにプリントされるというこのロゴには、エドが今後リリースする新作アルバムとそれを引っ提げて行なうことが予想されるツアーに関する重大なヒントが潜んでいるのではないかとウワサされている。
エドがこれまでにリリースした3作のアルバムのタイトルは『+』(2011年)、『×(マルティプライ)』(2014年)、『÷(ディバイド)』(2017年)と、いずれも数字記号を冠したもの。
今回明かされたロゴには、すでにリリースされているアルバムにつけられた3つの記号にくわえて「-」、「=」という2つの数字記号とツアーを意味する「TOUR」と書かれている。
このことから、エドがこの先リリースする2作のアルバムのタイトルは『-』と『=』となり、リリース後にはそれぞれの作品を携えたツアーが行なわれるのではないかとファンたちが期待を募らせている。
ロゴの意味について聞かれたエドは、プレスリリースのなかで「やがて明らかになるでしょう」と意味深なコメントをしており、近いうちに何かしらの発表があるかも?
しばしの活動休止に入る前の2019年末に、イプスウィッチでの公演を最後に幕を閉じた『ディバイド・ツアー』では、2017年3月のイタリア・トリノでの初演を皮切りに、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、オセアニア、南米と世界46カ国175都市を回り、2019年4月には、ずっと夢だったという東京ドームでの来日公演も成功させた。
約2年半におよんだ同ツアーは7億3,670ドルの興行収入を稼ぎ出し、2011年以来破られていなかったロックバンド、U2の記録を更新して「史上最も興行収入をあげたツアー」となった。(フロントロウ編集部)