約1年ほどで「消えるタトゥー」がNYブルックリンで誕生。一般的なタトゥーとは異なり、半永久的に残らないため、後悔することなく自由なデザインが楽しめると海外で話題沸騰中。(フロントロウ編集部)

1年だけ楽しめる、消えるタトゥーが登場

 いまやファッションの一部として親しまれている「タトゥー」。しかし、タトゥーは1度入れると気軽にデザインを変えたり消したりできないため、実際にどんなものを入れようか、デザイン選びに迷ってしまう人も少なくない。

 そんななか、“タトゥーは半永久的に残る”という常識をくつがえす、全く新しい発想のタトゥー「エフェメラル タトゥー(Ephemeral Tattoo)」がNYブルックリンに誕生! なんと約1年でタトゥーが消えてしまうため、より気軽にいろんなデザインのタトゥーが試せると、いま海外で大きな話題を集めている。

一般的なタトゥーと何が違うの?

 エフェメラル タトゥーの最大の特徴は、その特殊な「インク」。およそ9ヵ月〜15ヵ月ほどで消える独自処方のインクを使用しているため、タトゥー本来の良さを楽しみつつも、失敗を恐れる必要がないため、より自由な発想のデザインを満喫できるそう。

 よく似たものとして、ヘナという植物の葉のペーストを使って描く「ヘナタトゥー」があるけれど、こちらはあくまで“ボディペイント”なのに対し、エフェメラル タトゥーは、一般的なタトゥーと同じで「タトゥーニードル(針)」を使用する。そのため、ほんの数日で色あせてしまったり、剥がれてしまったりする心配がないのだとか。

なぜ、数ヶ月でインクが消えるの?

 エフェメラル タトゥーが消えてしまう原理について、同社CEOのジェフリー・リウ氏は「半永久的なタトゥーとは異なり、(エフェメラル タトゥーは)体が自然に分解できるようデザインされたインクを使用しているから」と米Popsugarで説明。

 というのも、一般的なタトゥーが半永久的に残るのは、インクが体の中で分解されないから。リウ氏は「伝統的なタトゥーのインクは塊になりやすく、大きすぎて(体の中で)分解できない。そして、“体の壁”がその部分を覆ってしまうと、結果としてインクが残るんだ」と話している。

ぶっちゃけ、その「インク」って安全…?

 共同創設者のひとりであるジョシュア・サハイ氏によると、エフェメラル タトゥーは、インクの開発だけで約6年もの歳月を費やしているそう。サハイ氏は「同じく共同創設者で皮膚科医であるヴァンダン・シャー医師とブレナール・ピエール医師によって、約50種類以上もの製剤を使って研究とテストを重ねている」と米The Zoe Reportsでコメント。

 また、サハイ氏は「本当にタトゥーとして機能するかどうかを確認するために、実際に彼らは200以上ものタトゥーを組み合わせ、自分たちの体でテストしている」と話し、さらに、FDA(アメリカ医療機器認証)の承認を得た安全性の高い顔料のみを使用しているとも強調した。

 約1年で消えるという全く新しい発想の「エフェメラル タトゥー」。タトゥーを楽しみたいけれど後悔はしたくないという人はぜひ参考にしてみて。(フロントロウ編集部)

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