大人気カーアクション『ワイルド・スピード』
映画『ワイルド・スピード』は2001年に第1作目が公開された人気カーアクションシリーズ。ド派手なアクションと魅力たっぷりな登場人物&ストーリーで世界中のファンを魅了し続けており、日本のファンからは『ワイスピ』という愛称でも親しまれている。
2021年8月6日には、最新作でシリーズ9作目の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』がついに劇場で公開される『ワイルド・スピード』シリーズは、2021年で第1作目の公開から20周年を迎える。
大切なファミリーであるブライアンを演じたポール・ウォーカーの死を乗り越え、最新作では宇宙進出までをも計画しているこの壮大なシリーズの第1作目について、主演のヴィン・ディーゼルがコメント。
ヴィン・ディーゼル、『ワイルド・スピード』を10秒で説明
ヴィンは米EWとのインタビューで、第1作目の『ワイルド・スピード』について、10秒で説明するなら?と聞かれ、即座に「I live my life a quarter mile at a time.(ゼロヨンだけに生きる人生)」とコメント。
お気づきの人もいるかもしれないけれど、これは第1作目で、ヴィン演じるドムが発した言葉。
ヴィンは、本編でドムがのちに相棒となるブライアンに向けて、「ゼロヨンだけに生きる人生。先のことは考えず、借金も店もチームも気にしねぇ。10秒足らずの時間だけ、オレは自由だ(I live my life a quarter mile at a time. Nothing else matters: not the mortgage, not the store, not my team and all their bullshit. For those ten seconds or less, I’m free.)」と語った有名なセリフをとっさに引用したのだった。
これは、決して平坦ではなかったドムの人生の中、「ゼロヨン」ことドラッグレースを走っている約10秒という短い時間だけが、悲しみや不安を忘れさせてくれる、という意味。まさに心に染み入るような、シリーズの中でも最も素晴らしいセリフの一つ。
初期のシリーズでは定番だった「ゼロヨン」のレースも、シリーズが進むごとに壮大になる世界観とともに、なかなか見られなくなっている『ワイスピ』シリーズ。今後公開される作品に、再びゼロヨンが登場することに期待して。(フロントロウ編集部)