ガル・ガドット、『ジャスティス・リーグ』騒動についてコメント
2020年7月、映画『ジャスティス・リーグ』にサイボーグ役で出演した俳優のレイ・フィッシャーが、ザック・スナイダー前監督の後任を務めたジョス・ウェドン監督の現場でのハラスメントを告発した一連の事件をめぐり、ワンダーウーマン役のガル・ガドットが新たにコメントをした。
米THRに関係者が明かしたところによると、ガルはウェドン監督の『ジャスティス・リーグ』におけるワンダーウーマンの性格が、自身が主演した映画『ワンダーウーマン』のものと異なってしまうことに懸念を抱いていたという。
ところがウェドン監督は彼女の意見を聞かなかっただけでなく、彼女が言いたくないセリフを無理矢理言わせて録音したり、ガルのキャリアに傷をつけると脅したり、『ワンダーウーマン』の監督であるパティ・ジェンキンスを侮辱したりしたそう。
関係者によると、ウェドン監督は、ガルとワンダーウーマンのキャラクター像について衝突した時、ガルを言い負かしたことを自慢げに語り、「自分が脚本家なのだから、彼女は黙ってセリフを言えばいい。もしそうしなければ、この映画で彼女を信じられないほど愚かに見せることもできる」と言っていたという。
そしてこのたび、イスラエルのメディアN12のインタビューに応じたガルは、その時のことをさらに詳しく語った。
「彼はあなたに、可愛くしてただセリフを読めとさえ言った。その責任を追求しないわけにはいかなかったですよね?」と聞かれたガルは、「そうです」とコメント。続けて、「ジョスとの関係は、基本的には、彼が私のキャリアを脅かし、もし私が何かしたら、私のキャリアを惨めなものにする、と言ったことです。私はその場でそれに対応しました」と告白した。
このガルからのコメントは、前述した米THRに寄せられた関係者のコメントを裏付けるものとして、事件の真相にまた一歩近づいたものといえる。(フロントロウ編集部)