ダイエットを継続するために避けたいNG行為
ダイエットにつきものなのが、途中で諦めてしまうこと。始めるときはやる気に満ち溢れていても、いつの間にか心が折れてしまいがちだけれど、プロによると、そこにはあるNG行為が潜んでいることが多いのだという。
教えてくれるのは、ヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルをはじめ、ヘイリー・ビーバーやカイア・ガーバーなど、多くのトップモデルが足しげく通うトレーニングジム「ドッグパウンド」のオーナーを務めるカーク・マイヤーズ。
オーナーでありながら、数々のセレブへの指導も行なう有名トレーナーでもあるカークが、ダイエットが続かなくなる原因となる4つのNG行為を教えてくれた。
左:アドリアナ・リマ 右:カーク・マイヤーズ
好きではないエクササイズを選んでいる
カークがもっともよくあるNG行為だと指摘するのが、好きではない種類のエクササイズを取り入れること。楽しいと感じられないと、モチベーションが保てなくなるのは当然で、そのせいでダイエットを苦痛に感じてしまう人が多いのだという。
その失敗を防ぐためカークは、「自分が心地よく、楽しいと感じるエクササイズは必ずあるはずだから、まずはそれを見つけることから始めてみて」と英Lumityでアドバイス。実際にカークが指導するセレブの中にも、有酸素運動が好きな人もいれば、ウェイトトレーニングが好きな人もいるため、それぞれが楽しいと感じるものを重点的に取り入れるようにアドバイスしているという。
ちなみに楽しいと感じながらエクササイズをすると、幸せホルモンと呼ばれる「エンドルフィン」の分泌も活発になるため、ストレスの発散にもなるなどメンタルにもよい影響があるそう。
無音状態でエクササイズ
音のない静かな環境でエクササイズをすることも、ダイエットが続かなくなるNG行為のひとつ。
なぜなら、静かな環境だとテンションが上がりにくく、楽しいと感じられないことが多いから。そのためカークは、「セレブに指導するときは、テンションが上がるアップテンポの曲を大音量で流すのがお決まりなんだ」と説明。そうすることで、楽しく活発にエクササイズに取り組めるため、結果的に長く続けられるのだという。
カロリーにとらわれすぎる
ダイエットをしていると、食事のカロリーをつい気にしてしまうけれど、じつはこの数字にとらわれすぎることもNGなのだとか。もちろん多少のカロリー制限が必要な場合もあるものの、それにとらわれすぎると、空腹感が辛くて諦めてしまったり、必要な栄養を十分に摂取できていないせいで体調が悪くなったりすることが多いという。
その代わりにカークが大切だと明かすのが、栄養がたくさん詰まった食品を選ぶこと。カークは、「栄養バランスのよい健康的な食品を今までより多く摂ることを意識すれば、満足感も得られてダイエットにもいいよ」と話した。だたしそのぶん、添加物や砂糖、油の多い食品はできるだけ減らすのを意識したほうがいいそう。
食べることを我慢しすぎる
ダイエット中は、とにかく食べるのを我慢しないといけないイメージだけれど、じつは我慢しすぎるのもかえって逆効果だという。なぜなら、食べてはいけないと我慢しすぎると、徐々にストレスが溜まって、最終的にダイエットが嫌いになってしまうことが多いから。
だからこそカークは、「ダイエットはバランスが大切。続けるためには、たまには我慢していたチョコを食べたりと、自分を甘やかしてあげることも忘れないで」とアドバイス。とはいっても、そういうときに食べすぎて最終的に罪悪感にさいなまれることも多いため、食べる前に量を決めておくなどして、適量を心がけることも大事なのだとか。
ダイエットをするときに挫折してしまいがちという人は、プロのアドバイスを参考にしてみては。(フロントロウ編集部)