マクドナルドの飲料カップが期間限定でイメチェン
米マクドナルドが新型コロナウイルスのワクチン接種を促すため、今年7月から「We Can Do This(私たちにはできる)」というスローガンがデザインされたマックカフェのカップの運用をアメリカ国内で開始すると発表した。
「We Can Do This」は米保健福祉省が掲げるスローガンで、最寄りのワクチン接種会場や安全性に関する情報が得られる公式サイトのリンクも一緒に記載される。このプロモーションは数週間にわたって行われる予定で、そのために準備する限定デザインカップの数は約5,000万個にのぼるそう。
また、UberEats(ウーバーイーツ)などのデリバリーサービスを利用する人向けに、「We Can Do This」と刻印されたステッカーも用意。それに先立ち、ニューヨークのタイムズ・スクエアにあるビルボードにワクチンに関する情報を5月中旬から表示するという。
マクドナルドはこの新たな取り組みについて、「私たちは皆、自分自身や大切な人を守り、再び地域社会とつながることを願っています。マクドナルドは、私たちがサービスを提供する人々のために、安全を守るための情報を提供するという役割を果たすことを光栄に思っています」と声明を出している。
ちなみに、関係者が米CNNに語った話では、このプロモーションを行なうにあたって、マクドナルドが政府から金銭的な支援を受けることはないとのこと。
国民のワクチン接種が進むアメリカでは、有名企業が接種を促すために協力するのは珍しいことではなく、ディズニーランドがワクチン接種会場として駐車場の使用を許可したり、クリスピー・クリーム・ドーナツがワクチンを接種した人にドーナツを無料で提供するキャンペーンを実施したり、様々な方法で後押ししている。(フロントロウ編集部)