ドウェイン・ジョンソンのヒーロースーツは盛る必要なし!?
DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)の新作映画『ブラックアダム(原題:Black Adam)』で主人公のダークヒーロー、ブラックアダムを演じる俳優のドウェイン・ジョンソンが、同作品の撮影が開始するまでの準備期間中、リアル・スーパーヒーロー体型を目指してトレーニングを積んでいたことが明らかになった。
ヒーロー役に抜擢された俳優は肉体改造を行なうことを余儀なくされるが、スーパーマンやバットマンなど、たいていのスーパーヒーローは人間の限界を超えた超人的な肉体を持っており、“本物”に近づくことはほぼ不可能。そのため、俳優が着るヒーロースーツには筋肉を盛るための「パッド」が必要不可欠となっている。
しかし、元プロレスラーでハリウッドを代表する肉体派俳優のドウェインは、その壁を打ち破ることを目標にしていたという。長年、ドウェインのストレングス&コンディショニングコーチを務めるパーソナルトレイナーのデイブ・リエンツィは、ドウェインのゴールは“ヒーロースーツにパッドが必要ない体”に仕上げることだったと米Muscle and Fitnessに語っている。
「ブラックアダムの映画に向けて、私たちはしばらくのあいだ、リアルなスーパーヒーロー体型を手に入れることを目標に準備を進めてきました。(求めていたのは)パッド付きのヒーロースーツが必要ない肉体です」
半年以上前からトレーニングを始めるなど、ハンパない気合いの入れっぷりを見せていたドウェインは、昨年12月、公称体重の118キロより約7キロ増量したことを報告。そこから自慢のボディはさらなる進化を遂げ、今年4月にクランクインする頃には冗談抜きでパッドが必要ないほど完ぺきなリアル・スーパーヒーロー体型に。
ちなみに、ツイッターアカウントのBlack Adam Updatesによると、現在、『ブラックアダム』を製作するワーナー・ブラザースは、ドウェインのスタントダブルとして「優れたスーパーヒーロー体型の持ち主」を募集しているようだが、ドウェインの仕上がりっぷりを見ると、条件に合う人を見つけるのはなかなかハードルが高そう…。(フロントロウ編集部)