マヤ・ホーク、1人の俳優として
Netflixの大ヒットドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』に、シーズン3から登場したにもかかわらず、オリジナルキャストと同じくらいの高い人気を誇るロビン。
そんな彼女を演じるマヤ・ホークは、じつは超サラブレッド俳優で、その両親は、映画『ガタカ』のユマ・サーマンとイーサン・ホーク。しかし『ストレンジャー・シングス』を見れば、彼女の演技の才能は本物であることは明らかで、学校の演劇部やジュリアード音楽院で努力してきたことが分かる。
とはいえ、両親の名前が有利に働くことはあると、米Peopleのインタビューで認めるマヤ。しかしそれだけで生き残れる世界ではないと、自分を律する姿勢を見せた。
「両親が、私が大好きなことに取り組むのをとても簡単にしてくれたことに心から感謝してる。何回かは、両親の名前でチャンスを得ると思う。でも私がダメなら、業界から追い出されるし、そうであるべき。だから私は、ただただ努力を続けるよ」
ユマとイーサン、マヤを誇りに思うこと
そしてマヤがしっかりとした性格に育ったのは、ユマとイーサンの子育て方針もあるのかもしれない。
マヤによると、2人は、「『プレミアに行こう』とかそういった感じじゃなかった。両親とも、2人は人間であり親であると子供たちから理解されたいと思ってた。そして今でもそうだと思う」とのことで、ハリウッドのビッグカップルだったとはいえ、一般的な家庭を築いていたよう。
そしてそんなユマとイーサンが、マヤについて誇りに思っていることは、そのキャリアではないよう。マヤは、こんなことを明かした。
「私の両親は、『娘がこれやあれで(演技が)上手かったから誇りに思っています』って感じではないと思う。両親は、私がどう友達と関係を築いているかについて誇りに思ってくれる。私が1人で旅行に行って、これまで死んでないことにも」
子供であるマヤが、両親についてこう感じているということには、ユマとイーサンがどれだけ愛情を持って子供たちを育ててきたのかが分かる。とはいえ、マヤが『ストレンジャー・シングス』に出演した際には、両親ともにインスタグラムで娘をべた褒めしており、その成功も喜んでいる。
現在撮影中の『ストレンジャー・シングス』シーズン4では、撮影現場でマヤの弟で、ユマとイーサンの第2子であるロアン・サーマン・ホークの姿が確認されたことから、姉弟共演が期待されている。その時には、ふたたび喜ぶ両親の姿も見ることになりそう。(フロントロウ編集部)