映画『トップガン』の続編である『トップガン マーヴェリック』に出演するモニカ・バルバロが、実際に海軍でパイロットとして働く女性たちを劇中にて表現することを大切にしていると語った。(フロントロウ編集部)

『トップガン マーヴェリック』に女性の訓練生が登場

 1986年に公開された映画『トップガン』は、アメリカ海軍パイロットのエリート養成学校、通称“トップガン”に所属するエースパイロット候補生たちの挫折と栄光の日々を描き出した作品で、主演のトム・クルーズの出世作としても知られている。

画像: 『トップガン マーヴェリック』に女性の訓練生が登場

 いよいよ30年以上ぶりに『トップガン』の続編である『トップガン マーヴェリック』が公開されるけれど、今回はアメリカ海軍パイロットのエリート養成学校に女性の訓練生が登場。

 以前の『トッップガン』では男性訓練生のみだったけれど、30年以上の歳月を経て女性訓練生も物語の一員として加えられることになり、俳優のモニカ・バルバロがフェニックスという役を演じ、主要訓練生6人のうちの1人として名を連ねる。

 実際の海軍も現在は5万人以上の女性が働いており、2004年には初めてアメリカ海軍の戦闘機兵器学校、通称「トップガン」を女性が卒業。劇中では男性社会で過酷な仕事につく女性たちを表現することを大切にしているとモニカがEmpireに明かした。

 モニカは自身が演じるフェニックスを男性と同じように注目させるためには、平等性が重要だとし、「この職業に就いている女性は、対等な立場、あるいは対等だと思われるようになるために、信じられないほどの努力をしなければならない。トムをはじめとする制作チームや海軍は、フェニックスをできるだけ賢く、才能があり、有能な人物にすることで、実際にこの仕事をしている女性を表現することを大切にしていた」と、チーム全体が作品の中で実際にパイロットとして働く女性に敬意を払っていたと語った。

 男性優位の社会で信じられないほどの努力をしている女性パイロットの姿も描かれる『トップガンマーヴェリック』。30年以上前とは違うアップデートが加えられた『トップガン』の続編に期待したい。

(フロントロウ編集部)

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