キャサリン妃のワクチン接種ファッションに熱視線
イギリス王室のキャサリン妃が5月28日に新型コロナワクチンの1度目の接種を受けたことを公式SNSを通じて報告した。夫ウィリアム王子と同じ、ロンドンのサイエンス・ミュージアムに設置された接種場でワクチン注射を打ってもらうキャサリン妃の様子を撮影した写真には、「ワクチンの提供開始にあたり、尽力してくださっているすべてのみなさんに非常に感謝しています。みなさんがしてくださっているすべての事にお礼を申し上げます」という感謝と激励のコメントが添えられた。
ウィリアム王子のワクチン接種の際には、普段はなかなか見せない、たくましい腕の筋肉が露見したことで人々の視線を釘づけにしたけれど、キャサリン妃の場合は、いつもよりカジュアルなファッションに視線が集中。
この日のキャサリン妃の装いは、フレンチスリーブの白いリブTシャツにハイウェストのデニムという至極シンプルなスタイリングだった。
4年前にH&Mで購入した「ワクチントップス」
ワクチンの接種時には、事前に「腕を露出しやすい格好で来てください」とお達しが出る。まだ肌寒い春先に接種が始まったアメリカでは、肩の部分がカットアウトされたデザインのトップスやオフショルダー、ワンショルダーといった肩出しトップスが「ワクチントップス」と呼ばれて注目を集めた。
カットアウトトップスでワクチン接種に臨んだシンガーのドーリー・パートン
キャサリン妃が選んだワクチントップスは、日本でもおなじみのハイストリートブランド、H&Mのもの。肩先を覆うほどのすっきりとしたフレンチスリーブのため、接種を行なった看護師も注射を打ちやすそう。
ウィリアム王子の場合は、襟つきのシャツに薄手のニットを重ね着していたこともあってか、肩までグッと腕まくりをして右手で押さえながら注射を打ってもらう様子が見られた。
ちなみに、キャサリン妃はワクチン接種のためにこのTシャツを用意したわけではなく、2016年9月にシリー諸島を訪問した際やその翌月にカナダを訪問した際にもこのトップスをジャケットのインナーとして着用していた。
2016年の秋以降は、キャサリン妃が公務でこのTシャツを着用したことはないけれど、ワクチン接種にあたり、4年ぶりにちょうどいい袖丈のトップスをクローゼットから引っ張り出してきたのかもしれない。4年前にこのトップスを購入した際には、まさか、ワクチンの接種に重宝するとは知る由もなかっただろう。
現在はキャサリン妃と同じ型のトップスは完売しているけれど、当時は24ポンド(約3700円)で販売されていた。このTシャツに合わせていたペールブルーのクロップトデニムは、H&Mの姉妹ブランドである& Other Stories(アンド・アザー・ストーリーズ)のもの。販売価格は65ポンド(約1万円)で、こちらは現在もオンラインストアで在庫が確認できる。(フロントロウ編集部)