日焼け止めは、顔と目元で使い分けるべき?
皮膚が薄い目のまわりは、顔の中でもとくに紫外線ダメージを受けやすいパーツ。そのため、紫外線対策を怠ってしまうと、その影響が長年蓄積してシミやシワ、たるみにつながることも…。
しかし「目元用」の日焼け止めを使っている人は意外と少なく、顔用の日焼け止めで十分だと思っている人も多いのでは?
ロードアイランド州に拠点を置く公認皮膚科医のティファニー・ジョー・リビー医師によると、実は、顔用の日焼け止めを“目のまわり”に使うのはあまり適切ではないそう。というのも、たとえ目に対する安全性が確認されている日焼け止めであっても、誤って目に入るとしみたり、炎症を起こしたりする可能性があるからだという。
リビー医師は「まぶたの皮膚は周囲の顔の皮膚よりも薄いため、他のどのパーツよりも敏感になったり刺激を受けたりしやすい。(そのため)とくに敏感肌の人には、ノンケミカルな日焼け止めを勧めている」と米Allureでコメント。
なかでも、リビー医師のオススメは、紫外線カット効果を持つ「UVアイクリーム」。
リビー医師は「スキンケアに関しては、マルチタスキングな製品がお気に入りなんだけど、とくにSPF配合のアイクリームはオススメ。(保湿成分の)ペプチドなどが含まれ、保湿剤のように肌にうるおいを与えながら、肌のバリア機能を高める効果が期待できる」と説明。とくに、一般的な日焼け止めで目にしみやすいという人は、目元用に処方されたUVアイクリームを使ったほうが良いかもしれないとアドバイスした。
プロがオススメする「UVアイクリーム」
今回は、そんなUVアイクリームのなかでも特に評判の高い優秀アイテムを2つご紹介。まだ持っていないという人はぜひ参考にしてみて。
1つめのアイテムは、ランコムの「ランコム ビアンフェ マルチバイタル ローション SPF30」。
グリセリン、ブラックカラント、ヒマワリ種子油を配合し、目元にうるおいを与えながら紫外線をしっかりカット。リビー医師は「SPFはデリケートな目のまわりを保護するのに有効な成分であるし、このアイクリームに含まれるカフェインは、目の下のクマやむくみを最小限に抑えてくれる」とのこと。
2つめのアイテムは、美容マニアに絶大な人気を誇る米スキンケアブランドSupergoopの「ブライトアイ 100% ミネラル アイクリーム SPF 40」。
ニューヨーク市に拠点を置く皮膚科専門医のモーガン・ラバッハは「ミネラルの日焼け止めなので皮膚の薄い目のまわりにも優しく、刺激も少ないし、カフェインも含まれているので、シミや色素沈着の解消にもなる」とおすすめ。少し白浮きしやすい日焼け止めの性質も、目元に使えば透明感アップも期待できるそう。
デリケートな目元部分の日焼け対策に欠かせないUVアイクリーム。日本でもUVカット効果を含むアイクリームが徐々に増えてきているので、気になる人は要チェック。(フロントロウ編集部)