映画『ジョーカー』などの出演作で知られる俳優のホアキン・フェニックスが、昨年誕生した息子に自分と同じ「ビーガン(完全菜食主義者)になってほしい」と望む一方で、強制するつもりはないとの考えを示した。(フロントロウ編集部)

息子にビーガンになることは強制しないが真実は伝える

 2019年公開の大ヒット映画『ジョーカー』でアカデミー主演俳優賞を受賞した俳優のホアキン・フェニックスが、昨年9月、パートナーで同じく俳優のルーニー・マーラとのあいだに誕生した息子のリヴァーについて英Sunday Timesのインタビューで語った。

画像: ホアキン・フェニックスとルーニー・マーラ。

ホアキン・フェニックスとルーニー・マーラ。

 セレブが集うアフターパーティーの誘いを断って、大手食品会社の食肉処理場前で行われていた抗議活動に参加するほど、筋金入りのビーガン(完全菜食主義者)として知られるホアキン。息子にも自分と同じ「ビーガンになってほしい」という思いはあるものの、親の考えや信念を子供に押しつけるのは「正しくない」という理由から強制するつもりはないという。

 ただし、食品業界の真実については包み隠さず伝えると決めているそうで、例としてマクドナルドが子供向けに販売するハッピーセット(※アメリカでの名前はハッピーミール)の名前を挙げた。

 「彼にはちゃんと現実を教えるつもりだよ。私は彼にマクドナルドにハッピーセットがあると教えるつもりはない。なぜなら、あのセットに“ハッピー”な要素はひとつもないからね。(幸せそうに)『ブーブー』『モーモー』と鳴く農場の動物たちの本を読むことを勧めたりしないし、ましてやハンバーガーは“そういうもの”だと言うつもりもない。私は彼に嘘をつき続けるようなことはしない。かといって、ビーガンになることを強制するつもりもない。何があっても彼をサポートする。それが私のプランだ」

画像: 「Animal Equality(動物との共生)」と書かれた服を着て外出するホアキン・フェニックス。

「Animal Equality(動物との共生)」と書かれた服を着て外出するホアキン・フェニックス。

 ホアキンがビーガンとしての信念を語るのは今回が初めてではなく、アカデミー主演男優賞を受賞した際に披露したスピーチでも、「私たちは牛を人工的に受精させたうえで、彼女の赤ちゃんを奪う資格があると思っています。彼女の苦悩の鳴き声が明らかであるにもかかわらず。そして、彼女の子供のために用意されたミルクも奪い、コーヒーやシリアルに入れるのです」と述べている。(フロントロウ編集部)

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