夏は「保湿ケア」が美肌を左右する
夏はどうしても汗をかきやすく、余計に肌がベタベタするからと、あっさりとしたスキンケアにしがち。でも、じつは強烈な紫外線やエアコンの冷気で肌トラブルを起こしやすい夏こそ、肌をしっかり「保湿」をすることが大切だって知ってた?

ニューヨーク州ブルックリンにあるシュワイガー皮膚科で活躍する皮膚科専門医のナヴァ・グリーンフィールド医師も「顔の余分な汗は保湿剤の代わりにはならない。そのため蒸し暑い時期でも保湿クリームは必要」と米Allureで忠告。実際に汗や皮脂で肌がしっとりしたように感じていても、肌の内側は乾燥している(インナードライ)ことが多いという。
ニューヨーク市の皮膚外科医のアリエル・オスタッド医師も、これには同意見のようで「保湿クリームは皮膚の最も外側にある角質層を修復し、有害な汚染物質や化学物質から肌を保護し、さらなる刺激や乾燥を防いでくれるもの」と説明。肌にとって過酷な環境である夏こそ、保湿クリームを使って外的刺激から肌を守ることが重要だと明かした。
“水分多め”の保湿クリームをチョイス
とはいえ、どんなタイプの保湿クリームでも良いというわけではない。例えば、ワセリンやシアバター、天然オイルなどの「油分が多い」濃厚なテクスチャーの保湿クリームは、肌タイプによっては毛穴をつまらせる可能性があるためNG。代わりに、みずみずしい軽やかなテクスチャーの「グリセリン」や「ヒアルロン酸」を配合した保湿クリームに切り替えるのが良いそう。
もし、どれを選べば迷ってしまったときは、「とりあえずジェル状の保湿クリームを使うといいよ」と話すのは、カリフォルニア州バークレーの皮膚科医であるデビカ・アイスクリームワラ医師。

アイスクリームワラ医師は「(これらの保湿クリームは)ほとんどの場合ヒアルロン酸を含んでいて、水分もたっぷりで、つけ心地も軽やか。夏には素晴らしい選択肢だと思う」と米Glamでコメント。さらに冷蔵庫などに入れて冷やしておけば、つけたときに毛穴をキュッと引き締め、余分な皮脂分泌も抑えてくれると明かした。
なにかと肌トラブルが起きやすい夏の季節。とくに、マスクの着用で余計に肌が乾燥しやすい今こそ、保湿ケアを徹底して美肌をキープしてみて。(フロントロウ編集部)