スキャンダルによって出演を予定していた全作品を降板し、ハリウッドから姿を消した俳優のアーミー・ハマーが薬物とセックスの問題で治療を受けるため、リハビリ施設に入所したことが明らかに。(フロントロウ編集部)

アーミー・ハマーが家族に付き添われてリハビリ施設に入所

 元交際相手の女性からレイプ被害を告発されて以来、表舞台から姿を消している俳優のアーミー・ハマーが、酒や薬物、セックスの問題で治療を受けるため、フロリダ州のオーランド郊外にあるリハビリ施設に入所したことがわかった。

 関係者が米Vanity Fairに語った話によると、5月下旬、別れた妻のエリザベス・チェンバースのもとにアーミーから助けを求める電話があったそうで、その際、アーミー本人の口から“治療を受ける準備ができた”と伝えられたという。アーミーはエリザベスと自身の家族のサポートのもと、現地時間5月31日にリハビリ施設にチェックインし、かれこれ1週間以上、治療を受けているとのこと。

 リハビリ施設に入所する直前、アーミーの姿を空港で見かけたという目撃者は、「(アーミーは)エリザベスと幼い子供2人と一緒で、できるだけ距離をあけて歩いていた。たくさんのハグをして、感情的になっているようだった」とSNSに書き込みをしている。

画像: アーミー・ハマーが家族に付き添われてリハビリ施設に入所

 エリザベスもアーミーの顧問弁護士も今回の報道に沈黙を貫いているが、彼の親しい友人を名乗る人物は、Vanity Fairの取材に対し、「みんなアーミーが恵まれた人生を送ってきたと思っている。若い頃からとくに何の問題もなく、良いことばかりだったと。でも、必ずしもそうとはかぎらない。経済的に恵まれた環境で育ったからといって、人生に問題がないわけではない。(リハビリ施設への入所は)彼が自分の人生の主導権を取り戻しつつあることを示す明確な兆候だ。そして、これが彼の幸せにつながる一歩であることを彼自身もちゃんと理解している」というコメントを寄せている。

アーミー・ハマーをめぐる疑惑と騒動を振り返る

 映画『君の名前で僕を呼んで』でティモシー・シャラメの相手役を演じてブレイクして以降、話題作への出演が目白押しで、今後さらなる活躍が期待されていたアーミーだが、関係を持った複数の女性から“裏の顔”を暴露されたことで、現在、俳優として窮地に立たされている。

 事の発端となったのは、アーミーと複数の女性とのやりとりが記されたダイレクトメッセージ(DM)の流出騒動。アーミーは「デタラメだ」と主張しているが、流出したメールには、SM願望に加え、食人願望やレイプ願望といった性的願望を持っていることを感じさせる内容のものも含まれていたことから、その“ヤバさ”にファンが騒然とする事態に。

画像: アーミー・ハマーをめぐる疑惑と騒動を振り返る

 相次ぐスキャンダル発覚によって、ジェニファー・ロペスと共演予定だった映画『Shotgun Wedding(原題)』や、映画『ゴッドファーザー』制作の舞台裏を描く新作ドラマ『The Offer(原題)』、UCP制作のドラマ『Gaslit(原題)』、マッツ・ミケルセン主演の映画『The Billion Dollar Spy(原題)』など、出演を予定していたすべての映像作品の降板を余儀なくされた。

 また、アーミーは弁護士を通じて自身にかけられた疑惑を完全否定しているが、一連の騒動をうけて、所属する大手タレントエージェンシーのWMEはアーミーとの契約を解除。長年、パブリシスト(広報担当のエージェント)を務めてきた人物からも見限られたと米Hollywood Reporterは伝えている。(フロントロウ編集部)

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