『ターミネーター』における人類の敵であるスカイネットが、遂に行動を開始したのかもしれない。ファンがざわつく世界的出来事が発生。(フロントロウ編集部)

『ターミネーター』ファンが大盛り上がりした出来事

 欧米のツイッターで、映画『ターミネーター』シリーズに登場するコンピューターシステムのスカイネットがトレンド入りする出来事があった。

 「誰も家を出ちゃだめだ!!!スカイネットが君を殺すぞ!!審判の日が来たんだ」などといったコメントがインターネット上に溢れた理由。それは、8日に世界各地で起こったインターネットの大規模障害!

 イギリス時間の6月8日に、午前11時から1時間ほど、様々なウェブサイトやアプリが閲覧不可に。イギリスでは政府の公式サイトやBBC、アメリカではCNNやアマゾン、さらに動画配信サービスのHBO Maxやhuluから、決済サービスのペイパルまで、かなり多くの有名ウェブサイトやアプリに通信障害の影響が出たと報告されている。

 この件に関しては、クラウド・コンピューティング・プロバイダーFastlyが、自社サービスに障害が生じたことが原因だと発表しているが、こんな世界的出来事をSFファンが楽しまないわけはなかった。

 コンピューターシステムであるスカイネットであれば、世界的な大規模通信障害を発生させることができる。そんな考えから、「スカイネットがインターネットを破壊するために、ついに動き出した!」、「スカイネットはまだ攻撃を開始してないの?」といったファンのコメントが相次ぎ、スカイネットという言葉がツイッターでトレンド入りすることに。

 しかし、一部地域では通信障害が発生していなかったり、影響が出たウェブサイトやアプリを使っていなかったりして、インターネットに大規模障害が発生していることに気がついていなかったファンのなかには、むしろスカイネットがトレンド入りしていることで軽い恐怖を感じた人もいたよう。

 また、現代における有名AIであるアマゾンのアレクサの名前を出して、「もしこれがスカイネットが蜂起を起こしたということなら、私はいつもアレクサには優しくしてきたということは知っておいて」と、ユーモアに富んだコメントをするファンもいた。

 今回の出来事は、人間がどれだけインターネットに依存したライフスタイルを送っているかを浮き彫りにしたが、その状況を“楽しむ”ために、人類の敵であるスカイネットは役立ったよう。

(フロントロウ編集部)

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