肌の“アンダートーン”がカギ
ニューヨークに拠点を置くヘアスタジオCedric Salonのカラーリストであるアーロン・ブラッドフォードによると、自分に似合うレッドヘアを見つける最初のステップは、自分の持つアンダートーン(肌の色味の傾向)を知ること。
アンダートーンには、肌色が黄みがかった「ウォームトーン(イエローベース)」、肌色が青みがかった「クールトーン(ブルーベース)」、その両方の要素を持った「ニュートラルトーン」があり、これに合わせてヘアカラーの色味を選ぶことで、より洗練された印象に仕上がるそう。
ちなみに、自分のアンダートーンがわからない場合は手首の内側をチェック。アーロンいわく、手首の血管が緑っぽく見えたらウォームトーン、手首の血管が青や紫に見えたらクールトーン、そのどちらでもない場合はニュートラルトーンである可能性が高いという。
クールトーンの場合
サロンブランドKevin Murphy COLOR.ME.のデザインディレクターを務めるケイト・リードによると、クールトーンにはすこしピンクみのあるレッドヘアがオススメ。
たとえば、明るめの髪色が好みの場合はピンク、ピーチ、ジンジャーのほうが肌になじみやすく、暗めの髪色が好みの場合はオーバーン、コッパー、シナモンなどを選ぶと、肌色を美しく見せてくれるという。
ウォームトーンの場合
ケイトいわく、ウォームトーンの場合は、少し赤みの強いレッドヘアを試してみるのがオススメ。とくに、コッパーレッドやブライトレッドなどの鮮やかな大胆でレッドカラーは、肌の透明感を上げる効果も期待できるのだとか。
ちなみに、これらのヘアカラーには、前髪やサイドの髪を染めた「顔まわりハイライト」がぴったり。髪全体の印象をポップに仕上げることができるほか、鮮やかなレッドカラーでも取り入れやすくなるとケイトは言う。
ニュートラルトーンの場合
ニュートラルトーンの場合は、ウォームトーンとクールトーンの両方の要素を持ち合わせているため、基本的にどんな色味のレッドカラーでもOK。
ケイトは「これらのアンダートーンは、どんな色味でも似合いやすいため、かなり柔軟にヘアカラーを選ぶことができる」と米The Zoe Reportsでコメント。「深みのある赤でいえば、スミレまたはマホガニー、オーバーン、もしくは暖かみのあるトフィーブラウンをプラスして、よりナチュラルなレッドヘアを演出するのもいいかもしれない」とケイトは話している。
セレブの間でも大流行中のレッドヘア。ヘアカラー選びに迷ったらぜひプロの意見を参考にしてみて。(フロントロウ編集部)