仕上げ用のフェイスパウダーのタイプ別の違い
メイク下地やファンデーションを塗った後の仕上げに使うアイテムといえば、お粉とも呼ばれるルースタイプのフェイスパウダー。そのなかでも、「セッティングパウダー」と「フィニッシングパウダー」は、多くのブランドから登場しているけれど、それぞれにどんな違いがあるかは、意外にも知らないことが多い。

セッティングパウダーとフィニッシングパウダーでは、じつは特化している働きが異なるため、メイクの仕上げにどんなことを求めるかに合わせて選ぶことが大切。
自分に合うフェイスパウダーのタイプが分かる、それぞれの働きの違いとベストな塗り方をご紹介。
セッティングパウダー:崩れ防止に特化
セッティングパウダーが特化しているのは、つくったベースメイクの崩れをしっかり防ぐ働き。

メイクアップアーティストのアイビー・ボイドは、「セッティングパウダーは、まさしくメイクをセッティングするためのアイテム。時間が経っても崩れないメイクをしたい人は、これを選ぶといいよ」と米Popsugarで説明。メイクを長時間固定してくれるので、崩れが気になる人にぴったりなのだとか。
ちなみにセッティングパウダーの働きをより高めるには、塗り方も重要。アイビーは、「崩れを防止するセッティングパウダーは、肌とパウダーの密着度が重要だから、湿ったスポンジを使って叩き込むように塗るのがオススメ」とアドバイス。崩れやすいのがTゾーンや目元など限られたパーツの場合は、その部分だけに塗るのもいいそう。

フィニッシングパウダー:肌をよりキレイに見せる
一方のフィニッシングパウダーは、肌をよりキレイに見せる働きを持っている。

アイビーは、「言うなれば、フィニッシングパウダーは肌にフィルターをかけるようなもの」と話し、毛穴をぼかしたり肌をツヤっぽく見せたりと仕上がりの美しさをより高めるアイテムだと説明。そのため、とことんパーフェクトな肌をつくりたい人はもちろん、ファンデは薄づきのものを使いたいという人にもオススメだそう。
そしてフィニッシングパウダーに合っている塗り方は、ふわふわで大きめなメイクブラシを使って顔全体にのせること。アイビーは、「肌がベールをまとったような仕上がりになるから、ブラシを使うのが1番だと思う」とコメントした。

意外と知らないセッティングパウダーとフィニッシングパウダーの違い。ルースタイプのフェイスパウダーを選ぶときには、自分の理想の仕上がりに近づくタイプを選んでみて。(フロントロウ編集部)