『プラダを着た悪魔』から15年
映画史に残る大ヒットを記録した映画『プラダを着た悪魔』の公開から、今年で15年。アン・ハサウェイやエミリー・ブラントなど、出演した俳優たちもハリウッドでの存在感をさらに増し、映画を見ていたファンたちの人生にも数々の変化があったはず。
そしてそれは、劇中に登場したキャラクターたちにも! 『プラダを着た悪魔』で脚本を手掛けたアライン・ブロッシュ・マッケンナが、米EWに、アンディやエミリー、ミランダやナイジェルが、2021年の今は何をしているのかを予想した。幸せな日々を送る人もいる一方で、辛い日常を送る人も…。
アンディ(アン・ハサウェイ)
「アンディは(ポッドキャストのプラットフォーム)Slateでポッドキャストチャンネルをやってるか、(ウェブサイトの)Axiosで働いてる。話題になるようなツイッターを絶対やってるよね。そして気候変動について強く危惧してる。2016年には猫耳のついたニット帽(※)を持って、そして女性のマーチに参加した!」
※ドナルド・トランプ氏が、「有名になったら女のあそこ(プッシー)なんか掴み放題」と発言していたことを受けて立ち上がった「Pussy Hat Project (プッシーハット・プロジェクト)」で、猫耳のついたニット帽(プシーハット)を着用してデモに参加し、女性蔑視に反対しようと呼びかけられた。2017年の女性のマーチでは多くの参加者がプシーハットを着用。
ネイト(エイドリアン・グレニアー)
「ネイトは今もいろんなレストランやキッチンで働いてる」
アンディとネイト
「ノー!もう10年くらい会っていないと思うよ。大学の同窓会とかで会うかもね。ネイトは、鼻ピアスをして、チャリティショップで買ったセンスの良い服を着てるようなシェフとデートしてると思うな。アンディはツイッターやブログ、ウェブニュースといった異なる世界で、四苦八苦してる」
エミリー(エミリー・ブラント)
「エミリーは何か素晴らしいことをやり遂げた。多分、北欧の高位王族ではないロイヤルファミリーと結婚して、素晴らしい場所で暮らしていて、でも個性的なファッションをしていて、素敵な左右非対称なドレス姿でデンマークのタブロイド紙に写ってる」
ミランダ(メリル・ストリープ)とナイジェル(スタンリー・トゥッチ)
「ミランダは、ファッションやメディアといった大変なことを今もこなしていて、活躍の範囲を広げてる…。ナイジェルは今も彼女のそばにいる。彼は出て行かないと思う。これは、(悪魔と契約したというドイツのファウスト伝説の)ファウストの話。ナイジェルは地獄にいる。彼はいまだに(ギリシア神話の冥府の川)ステュクスで人々を行き来させている。なぜなら彼に選択肢はないから」
(フロントロウ編集部)