『エターナルズ』アジャック役のサルマ・ハエック
オスカー監督のクロエ・ジャオが手掛けたマーベル映画として注目を集めるMCU『エターナルズ』は、俳優陣も超豪華。オスカー俳優のアンジェリーナ・ジョリーや、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズのキット・ハリントンとリチャード・マッデンなどが出演し、『キャプテン・マーベル』でミン・エルヴァを演じたジェンマ・チャンが、『エターナルズ』ではセルシを演じることも注目ポイント。
そして、2002年の映画『フリーダ』で主演を務め、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた経験のある実力派のサルマ・ハエックの存在が、作品に深みを持たせることは確実。
「自分がメキシコ人である時、ヒーローになるのは難しい。メキシコ人で、女性であるならば、アクションヒーローになるのは本当に難しい。メキシコ人であり、女性であり、そして私の年齢でアクションヒーローになるというのは、いたずらを仕掛けられてるように感じた」
マーベル・スタジオからオファーをもらった時のことを、こう振り返るサルマは、メキシコ人であり、女性であり、50代のアクションヒーローとして、エターナルズのアジャックを演じる。
サルマ・ハエック、演技の役に立った作品とは?
サルマがアクション映画に出演するのはこれが初めてではない。『デスペラード』や『ワイルド・ワイルド・ウエスト』、そして『ヒットマンズ・ボディガード』など、様々な作品でアクションシーンをこなしてきたサルマは、『ヒットマンズ・ボディガード』の続編である『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』の全米公開を、2021年6月16日に控えている。
本作の撮影は、『エターナルズ』の撮影よりも前に行なわれたそうで、そのおかげで『エターナルズ』の演技にも良い影響があったことを、サルマが米ComicBookのインタビューで明かした。
「じつはアクションシーンはすごく助けになったの。体のなまりが取れたし、その後の作品でもすごく助けになった。『エターナルズ』ね」
ジャオ監督は、『エターナルズ』には様々な映画の影響があるとしているが、そのアクションシーンではとくに『レヴェナント:蘇えりし者』を参考したことを明かしている。そんなこだわりのアクションシーンで、思い切り演技が出来たことに満足そうな様子を見せたサルマ。
『エターナルズ』の予告編では、一瞬だけだが、アンジェリーナ・ジョリーが演じるセナが武器を持ってトレーニングをする姿も見ることが出来る。アクションシーンにも注目の『エターナルズ』は、2021年11月5日に全国公開予定。
(フロントロウ編集部)