コンシーラーのNGな使い方
コンシーラーは、目の下のクマやニキビ、シミをカバーするのに最適なアイテムだけれど、使ってみるとうまくカバーしきれなかったり、かえって悪目立ちしたりと失敗もつきもの。
そんなコンシーラーの失敗は、間違った使い方をしているせいで起こることが多いという。プロが避けるべきと話す、コンシーラーのよくあるNG行為を4つご紹介。
明るすぎる色、暗すぎる色を選ぶ
コンシーラーを使うときによくあるNG行為が、肌に対して明るすぎたり暗すぎたりするカラーを選ぶこと。肌と極端に差があるカラーを使うことは、例えカバーができても悪目立ちする原因になるという。
とくにクマをカバーするときには、多くの人が明るすぎる色を選ぶ傾向にあるそうで、メイクアップアーティストのニック・ルジャンは、「暗いクマを隠して目元を明るく見せようとして、極端に明るいカラーを選びがちだけれど、これはかえって悪目立ちする原因になる」と説明。明るすぎるコンシーラーや暗すぎるコンシーラーは避けて、肌よりもほんの少しだけ明るいカラーを選ぶようアドバイスした。
保湿のしすぎ、もしくは保湿不足
メイク前の保湿が十分でなかったり、反対に保湿しすぎたりするのもコンシーラーのヨレを引き起こすNG行為。大御所メイクアップアーティストのボビイ・ブラウンは、もしコンシーラーが頻繁に崩れるのなら、一度保湿加減を見直すべきだと説明。
その見極め方についてボビイによると、コンシーラーが浮くようにヨレる場合は、乳液などの保湿剤を塗りすぎていることが多く、コンシーラーを塗った部分がびび割れたり、シワに入り込んだりする場合は、乳液などの保湿剤が足りていないサインなのだという。肌のコンディションや季節によっても肌に合う保湿加減は違うため、崩れやすくなったら保湿を見直してみて。
コンシーラーだけでカバーしようとする
赤みのあるニキビや濃いクマなどをどうにか隠そうとして、コンシーラーを厚く塗るのもやりがちだけれど、厚塗りに見えたり崩れやすくなったりするため、これもNG。その代わりにメイクアップアーティストのケイシー・スピカードは、コンシーラーの前にコントロールカラーを使うよう勧めた。
ケイシーによると、真っ赤なニキビには赤みを打ち消す緑色のコントロールカラー、ニキビ跡や色素沈着にはピーチやオレンジのコントロールカラーがオススメだという。
またクマをカバーするときには、ブルベとイエベといった肌タイプに合わせてカラーを選ぶことが重要。メイクアップアーティストのアンドリュー・ソトマヨールは、ブルベならピンク、イエベならイエローやオレンジを選ぶようアドバイス。そうすることで、クマを自然にカバーして目元を明るく見せられるそう。
まっすぐ鏡を見て塗る
メイクをするときには、鏡をまっすぐ見ることがほとんどだけれど、クマをカバーするためにコンシーラーを使うときには、これがNGになるのだとか。
ニックは、「クマをキレイに隠すには、クマのもっとも濃く暗い部分だけにピンポイントで塗ることが重要なんだけれど、まっすぐ鏡を見るだけではどこが濃いのか見極めることは難しいから、避けたほうがいい」と説明し、少しアゴを引いた状態で塗るようアドバイス。そうすることでクマの濃い部分が分かりやすくなり、キレイに隠すことができるよう。
プロが指摘するコンシーラーのNG行為を参考にして、今一度使い方を見直してみては。(フロントロウ編集部)