女性のウェルネス課題の解決、支援事業を行なう「fermata(フェルマータ)」が、オランダ発の妊活フェムテック、子宮口キャップ「ファーティリリー カップ」の国内販売スタート。妊娠を望む人向けに医療機器としてフェムテック専門オンラインショップ「fermata store」および実店舗「New Stand Tokyo」(東京・乃木坂)で発売する。(フロントロウ編集部)

日本の妊活の現状

 日本では不妊症に悩まされる人が多く、不妊を心配したことがある夫婦は約3組に1組、実際に不妊治療を受けている(または受けていた)夫婦は5.5組に1組いると報告されている※1。通院を伴う治療にまつわる負担はもちろん、それ以外にも、精液の流出を防ぐために性交渉後すぐにトイレやシャワーに行きづらいなど、妊活にまつわる大小さまざまな悩みが存在する。

画像: 日本の妊活の現状

 fermata(フェルマータ)は、こうした状況を鑑み、妊娠を希望する人へ新たな選択肢を提供するため、オランダのRosesta Medical BV社と日本国内における独占販売契約を締結。同社が開発した子宮口キャップ「ファーティリリー カップ」を医療機器として日本国内で発売する。

子宮口キャップ「ファーティリリー カップ」

 「ファーティリリー カップ」はオランダのRosesta Medical BV社が開発した、子宮頚部(子宮の入り口)での精液の保持を目的とした医療機器。

 創業者のロバート・スタール氏自身がパートナーとの間に子供を授かるためにさまざまな方法を試した経験をもとに、同じ悩みを抱える人に向けて医師と共に開発。本商品を性交渉後に女性が着用することで、精液の流出を低減し、精子が子宮頚管粘液に潜るまでの時間をしっかり確保する。

画像1: 子宮口キャップ「ファーティリリー カップ」

 2019年のオランダでの発売以降、ドイツやイギリスなど欧米を中心に市場を拡大しており、累計販売個数は約10万個を記録している。

 同製品は、やわらかくて曲げやすい医療用シリコーンで作られており、装着の際に心身の負担が少なく、半年の間は再利用が可能なのが特徴。また、装着したままトイレやシャワーもできるため、忙しいスケジュールの合間を縫って妊活に取り組む人、妊娠を希望してまもない人、治療を続けながら新たな方法を模索したい人などに幅広く活用できる製品となっている。

画像2: 子宮口キャップ「ファーティリリー カップ」

ファーティリリー カップ
4,950円(税込)
セット内容:カップ1個 、コットンポーチ、添付文書(日本語)
カップサイズ:直径 42mm(±1.4mm) / 110mm(±0.9m)
カップ材質:医療用シリコーン
最大使用時間:1時間
使用期間の目安:製造日より60ヶ月 使用開始後6ヶ月

2021年6月25日(金)よりフェムテック専門オンラインショップ「fermata store」にて、2021年7月1日(木)より実店舗「New Stand Tokyo」(東京・乃木坂)にて発売開始。

(フロントロウ編集部)

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