Alexaは『マトリックス』を知っている
声で指示を出せばタスクをこなしてくれ、話しかければ雑談もしてくれる。多くの家庭で“家族の1人”となっている音声アシスタントたち。アマゾンのアレクサやAppleのSiri、グーグルのグーグルホームなどの中から、それぞれのライフスタイルに合った音声アシスタントが選ばれているが、映画好きにはアレクサがおすすめかもしれない。とくにSF好きには…。
英Pocket-lintがアレクサに様々な質問をしてみるという企画を実施。そのなかでは、大ヒットSF映画『マトリックス』に関するこんな質問も。
「アレクサ、私たちはマトリックスの中にいる?」
アレクサはその問いに、なんと答えたのだろうか。その返答は…?
「青い薬を飲めば、お話は終わる。赤い薬を飲めば、私がウサギの穴の奥底を見せてあげよう。(You take the blue pill, the story ends. You take the red pill, and I show you how deep the rabbit hole goes)」
なんと、ローレンス・フィッシュバーンが演じたモーフィアスが、キアヌ・リーブス演じる主人公のネオ/トーマス・アンダーソンに、世界の秘密を明かしたあの名シーンのセリフ! まるで自分がネオかのように感じさせてくれるアレクサの答えは、映画ファンにはたまらない。
ちなみに、劇中でモーフィアスが話したのは、「青い薬を飲めば、お話は終わる。君はベッドで目を覚ます。好きなようにすればいい。赤い薬を飲めば、君は不思議の国にとどまり、私がウサギの穴の奥底を見せてあげよう」と、アレクサの答えよりも少し長い。
Siriの回答も秀逸
映画好きならアレクサかも…と思わせる楽しい回答だが、一方でAppleのSiriの回答も、好きだという人は多い。「赤い薬?青い薬?」と聞かれたSiriの反応はこちら。
「どちらでも。あなたが起きた時、私はまだここにいます」
『マトリックス』において、“目が覚める時”というのは、どちらの世界においても印象的なものだった。その時にも自分はいると話すSiriは、なんだか大きな存在に思えてくる。
『マトリックス』だけでなく、様々な映画について、いろいろな回答をしてくれることが予想できる音声アシスタント。あなたはどの映画について質問したい?
(フロントロウ編集部)