タランティーノ監督が『キル・ビル』続編について語る
鬼才クエンティン・タランティーノ監督らしいバイオレンスとブラック・ユーモアを混ぜ合わせた映画『キル・ビル』は、2003年に1作目そして翌年2004年に2作目が公開され大ヒットを記録。
長年タランティーノ監督は『キル・ビル』の続編制作について前向きな姿勢を見せており、2019年には3作目のアイディアがあると語ってファンを喜ばせていた。そんなタランティーノ監督が、『キル・ビル』続編の具体的な構想についてポッドキャストの『The Joe Rogan Experience』で語った。
タランティーノ監督は『キル・ビル』3作目について「20年後に登場人物を再訪して、ザ・ブライドと娘のB.B.が20年の平和を過ごし、その平和が打ち砕かれるところが描かれるだろう」とファンの想像を掻き立てる発言をすると、続けて「今、ザ・ブライドとB.B.は逃げ回っていて、ユマと彼女の娘マヤを出演させることができるというアイディアだけで、ものすごく興奮するだろうね」と当時B.B.を演じていたパーラ・ヘイニー=ジャーディンではなく、主演ユマ・サーマンの実子であるマヤ・ホークをB.B.役として起用したいという考えを明かした
ご存知の通りマヤは2017年に英BBCドラマ『Little Women』で俳優デビューし、大人気ドラマ『ストレンジャー・シングス』に出演。そして2019年にはタランティーノが監督を務めた映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』にも出演した期待の新人。
タランティーノ監督は親子共演を想定しているようで、これが実現すれば大きな話題になること間違いなし。映画を10作品監督したら、監督業から引退することを常々公言しているタランティーノ監督。2019年に公開された『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が9作目で、次が10作品目になるが、果たしてどうなるのか。(フロントロウ編集部)