イーロン・マスク、「プレハブ住宅」で暮らしている
アマゾン創業者のジェフ・べゾスに次いで、現在世界で2番目に裕福な人物だと言われるイーロン・マスク。テスラ社のCEOにして、宇宙開発企業であるスペースX社のCEOも務めるマスク氏の総資産は1850億ドル(※)、日本円にして20兆円を超えているといわれるが、現在暮らしている米テキサス州の自宅は驚くほど質素なよう。
※米Bloomberg算出
2020年に入り、「もう家は所有しない」と宣言し、サンフランシスコ・ベイエリアにある豪邸1件を残して、所有していたすべての家を売りに出してしまったマスク氏。
そんなマスク氏が今住んでいるのは、スペースX社がロケットの製造拠点を置くボカチカ村にある簡易住宅。米スタートアップ企業のボクサブル(Boxabl)が手がける、レンタル料5万ドルで(約550万円)で借りられるプレハブハウスだという。
シリコンバレーのテスラ所有者たちが共同で運営するツイッターアカウントが、マスク氏がボクサブルのプレハブ住宅に住んでいるらしいと動画つきでツイートしたところ、これにマスク氏本人が反応。「確かに僕は5万ドルの家に住んでるよ。(動画のものと)完全に同じではないけどね」とコメントし、この説を認めた。
I do live in a $50k house, but not this specific one
— Elon Musk (@elonmusk) July 1, 2021
実際に暮らす家は?
マスク氏が実際に暮らしていると言われるのは、ボクサブルの「カシータ(Casita)」と言われるモデル。
2020年11月、ボクサブルは「とても有名」で「トップシークレット」の顧客のためにカシータを建てたことを報告。公式YouTubeチャンネルで組み立ての模様や内部の様子などを映した動画を公開したが、室内には露骨にもスペースX社のロケット「ファルコン9」のポスターが貼られていたため、クライアントの正体はマスク氏なのではないかとウワサになっていた。
375平方フィートのという小さめサイズのプレハブハウスとはいえ、内部は充実。キッチンやバスルームもきちんと備わっており、生活にはまったく困らない。
マスク氏は恋人でミュージシャンのグライムスとの間に5月に1歳を迎えたばかりの子供X Æ A-XIIがいるが、グライムスとXもボクサブルの住宅で一緒に暮らしているのかどうかは不明。(フロントロウ編集部)