シームレス肌をつくるファンデのテクニック
ファンデーションの仕上がりを格上げするメイクテクニックのなかで、プロがこぞってメイク法を明かしているのがシームレス肌のつくり方。
継ぎ目がないようなベースメイクを意味するシームレス肌は、まるでファンデが肌に溶け込んでいるかのようななめらかな仕上がりで、素肌自体もキレイに見せてくれる。そんなシームレス肌メイクは一見ハードルが高そうだけれど、プロのテクニックを取り入れれば簡単に実現できるよう。ファンデーションをシームレスに仕上げる、プロのテクニックを3つご紹介。
クリームやオイルとファンデをミックス
カイリー・ジェンナーやキム・カーダシアンなどを手掛けるメイクアップアーティストのハルッシュ・アケミヤンが、シームレス肌をつくるためにオススメするのは、クリームやオイルとリキッドファンデを混ぜて使うこと。肌がテカリやすい脂性肌はクリーム、カサつきやすい乾燥肌はオイルを選ぶべきだという。
クリームやオイルとファンデを混ぜるメリットについてハルッシュは、「クリームやオイルを加えると、ファンデの伸びがよくなって、均一でなめらかな仕上がりになる」と豪Beauty crewで説明。厚塗り感のない、キレイなシームレス肌がつくれるそう。
三角形のツールで塗る
シームレス肌を叶えるコツには、三角形のツールでファンデを塗るという方法もある。米コスメブランドのフーダ・ビューティー(Huda Beauty)の創業者であるフーダ・カタンは、トライアングル型のファンデーションブラシ、そしてコスメブランド「ボビイ ブラウン」の創業者であり大御所メイクアップアーティストのボビイ・ブラウンは、三角形のスポンジをイチオシ。
なぜなら三角形のブラシやスポンジを使うと、メイクツールが届きにくい箇所の境界線もムラなく塗れて均一に仕上がるから。フーダはトライアングル型ブラシについて、「鼻まわりなどの塗りにくい細かい部分にも隙間なく塗れてシームレスな肌に仕上がるから、ベースメイクには欠かせない」と絶賛している。
温水で湿らせたツールを使う
リキッドファンデを使ってシームレス肌を目指すときにプロが取り入れるのが、ブレンディングブラシやスポンジを温水で湿らせること。ヴィクシーエンジェルのバーバラ・パルヴィンやエルザ・ホスクのメイクを手掛けるマーク・エディオは、水ではなく温水で湿らせたツールを使って、ファンデをなじませているのだとか。
マークは、「温水で湿らせた温かいツールを使うと、リキッドファンデーションが肌により溶け込みやすくなる」と説明し、ツールの温度を高めることでファンデーションが溶け込みやすくなって肌と密着し、シームレスな肌に仕上がると明かした。ちなみになじませるときには、顔の真ん中部分に重点的にファンデを置き、顔の外側に向けて徐々に薄くなるようになじませると、厚塗り感が出にくくシームレスに仕上がるそう。
ファンデーションをシームレスに仕上げたいときには、ぜひ気になるテクニックを試してみて。(フロントロウ編集部)