ホラーシリーズ『死霊館』10月に最新作
『死霊館』は、実在の超常現象研究家ウォーレン夫妻が遭遇した心霊体験をもとに制作された映画シリーズ。2013年に1作目の映画『死霊館』が、2016年に第2作目の『死霊館 エンフィールド事件』が公開され、そして2021年10月には最新作となる『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』が公開となる。
パトリック・ウィルソン演じる“カトリック教会が唯一公認した非聖職者の悪魔研究家”の夫エドと、ヴェラ・ファーミガ演じる“透視能力者”の妻ロレインが二人三脚で悪魔や心霊現象に挑む本作は、世界中で高く評価されているホラー作品。
『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』で取り上げられるのは、心霊研究家ウォーレン夫妻が最も極限まで追い詰められた衝撃の事件。罪のない家主を刃物で22回も刺して殺害したにもかかわらず、「悪魔のせい」だと主張して法廷で無罪を主張する青年の真相に迫る。
『死霊館』ウォーレン夫妻の「リンクコーデ」
『死霊館』シリーズはホラー映画だが、実はウォーレン夫妻のファッションにもかなり気合が入っていることをご存知だろうか。
公私ともにパートナーであるウォーレン夫妻の絆とおしどり夫婦ぶりを表現するために、衣装スタッフが密かに仕込んでいるのが、夫妻の“リンクコーデ”。しかも分かりやすいリンクコーデではなく、ロレインの服とエドのネクタイが同じ柄、というスマートなもの。
例えば1作目の『死霊館』ではスカートとネクタイがリンクしており、『エンフィールド事件』では、ベストとネクタイがリンク。
また、上の例以外にも2人は同じリンクコーデをしており、「ネクタイ×スカート」という組み合わせを中心に、おそろいの柄で外出していることが多い。このさりげないリンクコーデにより、『死霊館』は、非常に完成度の高いホラー映画であると同時に、愛に溢れたウォーレン夫妻のラブストーリーでもあることが伝わってくる。
米Vultureのインタビューでエド役のパトリックは「人々が認めたいと思うかどうかにかかわらず、2人の間の愛は、人々が(映画館に『死霊館』シリーズを見に)戻ってくる大きな理由だと思う」と語っており、ロレイン役のヴェラも「それこそが、このシリーズをとてもユニークにし、他とは一線を画すものにしているの。恐怖と畏怖とのバランスをとるラブストーリーには、何か素晴らしく癒されるものがある」と同意している。
今回紹介した以外にも夫妻のリンクコーデはいくつか劇中に登場する。あなたもぜひ2人の愛のリンクコーデを探してみては。
(フロントロウ編集部)