『スター・ウォーズ』のトーントーン
映画『スター・ウォーズ』の世界の生き物であるトーントーンは、『エピソード5/帝国の逆襲』に登場した大きなトカゲ型の生き物。氷の惑星ホスに生息しているトーントーンは寒さに強く、反乱同盟軍によって乗用動物として飼われていた。
主人公のルーク・スカイウォーカーは劇中で、パトロールのためにトーントーンに乗って出かけたが、まるで雪男のような姿の種族、ワンパに襲われてしまう。ルークはその後なんとかワンパの手を逃れたものの、疲労と寒さのためにダウン。そこに駆けつけたハン・ソロが、先に倒れてしまったトーントーンの腹を切り裂いてシェルターを作り、ルークに暖をとらせ、命を救った。
しかしトーントーンは、人間にとって非常に強烈な匂いを放つ脂肪を蓄えており、ハンはトーントーンを解体している間、その悪臭について言及していた。いくら命をつなぐためだったとはいえ、トーントーンの体内に入ったルークもかなり臭かったはず。
そんなエピソードから生まれたのが、「トーントーンの寝袋」。もともとはエイプリールフールに向けたジョークグッズだったが、注文が殺到したためルーカス・フィルム公認のグッズとなった。
その寝袋を見つけたルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルは、可愛らしく作られたそのグッズに皮肉たっぷりのコメント。
What child wouldn't cherish the opportunity to cuddle up & drift off to dreamland snuggling inside the warm innards of a disemboweled Tauntaun? The inner-lining with detailed intestines makes this a must-have item for animal abuse aficionados everywhere! #StarWeirdMerchandise � https://t.co/XQjNAsBjLD
— Mark Hamill (@HamillHimself) July 11, 2021
「内臓を取り除かれたトーントーンの暖かい内臓に包まれて眠りにつくことができるなんて、子供にとっては最高の体験じゃないかな。内側には腸のパターンが描かれているから、動物虐待好きにはたまらないアイテムだね」
マーク的にはそのグッズはかなり“ありえない”ものだったようで、「動物虐待」という単語を用いてかなり痛烈な皮肉を送っている。リプライでは、該当のシーンに対する賛否両論が繰り広げられた。
ちなみにマークはこれ以外にも『スター・ウォーズ』グッズに辛口コメントをしており、一種のネタにもなっている。彼は以前『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』でルークの腕が切断されたシーンをグッズ化したものに対し「人身事故を記念したグッズ…なんて人たちなんだ?僕はNOと言おう」と、自身のインスタグラムに投稿している。
今回ご紹介したトーントーンの寝袋は、米Game Stopなどのオンラインストアで、約1万円(99ドル)で購入できる。(フロントロウ編集部)