アメリカのマクドナルドで働く男性に注目が集まった。その理由は…。(フロントロウ編集部)

マクドナルドの駐車場を見たら…

 2021年7月上旬に、ある1つのTikTok動画が広く拡散された。動画が撮影されたのは、アメリカのコネチカット州のマクドナルド。動画を投稿したTikTokユーザーがマクドナルドのドライブスルーを利用したところ、駐車場で掃除をしている1人の従業員に気がついた。

 その従業員は、腰が曲がったおじいちゃん。

 ユーザーによると、この男性は「少なくとも70歳以上」に見えたという。彼女は、男性が炎天下で掃除をしていることにショックを受けて動画を投稿したそう。

 すると、この動画は220万回以上も再生されるほどの反響を呼ぶことに。その勤務形態は外部には分からない事情もあった可能性もあるが、まずもって、腰の曲がったおじいちゃんが働き続けなければいけない状況にあることに心を痛める人が続出した。

画像: マクドナルドの駐車場を見たら…

 その後、動画を投稿した女性は男性に声をかけ、彼の名前がグレゴリオであることを知る。そして彼女は、グレゴリオが退職できるように、クラウドファンディングサイトのGoFundMeで寄付を募ることに。

 すると多くの寄付が集まることになり、最終的に集まった金額はなんと…、40,161ドル(約440万円)!

 その寄付をグレゴリオと彼の家族に伝えに行った女性に、彼は感謝の気持ちを口にしていた。

高齢でも働き続けなければならない人は多い

 炎天下のなかでも働き続ける高齢者の姿は、日本でも見かける光景。働きたくて働いているのであれば問題ないが、金銭的な理由から働かざるを得ない高齢者はいる。そして、新型コロナウイルスのパンデミックが起こるなかであっても、働き続けなければいけない高齢者の姿はSNSでもたびたび話題になっている。

 2020年9月には、89歳という年齢でも、1週間に30時間をピザのデリバリー配達員として働くおじいちゃんが注目を集めた。

 最初は彼の明るい性格が話題となったが、その後彼のためにクラウドファンディングが立ち上がり、12,069ドル(約130万円)の寄付が集まった。

(フロントロウ編集部)

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