一部のファンアカウントがビリー・アイリッシュについて虚偽の情報を発信しているとして、コラボレーターで兄のフィニアス・オコネルが批判した。(フロントロウ編集部)

フィニアスがビリー・アイリッシュのファンアカウント

 7月30日に待望のセカンドアルバム『HappierThan Ever(ハピアー・ザン・エヴァー)』のリリースが控えているビリー・アイリッシュ。ビリーの魅力の1つといえば、社会問題などについても自分の意見をきちんと主張する率直さだが、それ故に、SNS上ではビリーが実際には発していない発言があたかもビリーの実際の発言かのように広まってしまったよう。

画像: フィニアスがビリー・アイリッシュのファンアカウント

 問題になったのは、「Billies Updates」というツイッターのアカウントが投稿した、「新たなインタビューのなかで、ビリーは、裕福になった時に涙を流し、『私のファンの大部分と繋がれるように貧乏になりたかった』と語りました」というツイート。ファン思いであることで知られるビリーがこんなことを実際に発言するわけがないのだが、ファンアカウントが発信したことにより、一定の信ぴょう性をもってしまったよう。

 SNS社会になり、特定のアーティストの情報をツイッターなどのファンアカウントから仕入れるファンも多いなかで、ファンを名乗るアカウントが虚偽の情報を投稿することは、その情報が拡散してしまうことにも繋がりかねない。「Billies Updates」はこれまでにもビリーについての虚偽の情報をたびたび投稿してきたと見られており、ビリーの兄で共作者のフィニアス・オコネルが今回、虚偽の情報の拡散を防ぐため、ツイッターに「『BilliesUpdatess』っていうアカウントがビリーについて執拗なまでの嘘を投稿してる。そのアカウントを見つけたら、通報して、ブロックしてくれ」と投稿して、ファンにアカウントの通報とブロックを呼びかけた。

 それでも、ビリーについての虚偽の情報の拡散は止まなかったようで、フィニアスはその後、改めて呼びかけてほしいというファンのメッセージに応える形で、「紛れもなくフェイクだよ。正直、(ニセニュースを伝える風刺メディアである)『ジ・オニオン』みたいな風刺アカウントとして括ってもらいたいよ。ジョークだと人々に知ってもらえさえすれば、ジョークに関しては何ら問題ないよ」と投稿。虚偽の情報をツイートするのであれば、ハッキリとそのことを明記してほしいと訴えた。

 フィニアスによる一連の呼びかけが功を奏したのか、このアカウントは現在は凍結されている。もちろん、誰かや何かについての虚偽の情報を発信することは言語道断だが、ソースをもとに発信されている情報からそうではない情報まで、同じレベルの信ぴょう性で受け取られてしまうという、ツイッターの危うさがうかがえる一件だった。(フロントロウ編集部)

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