新たなフェーズを予告していたザ・ウィークエンド
ザ・ウィークエンドがいよいよ次のフェーズに突入するよう。2019年12月に現時点での最新アルバム『アフター・アワーズ』をリリースして以来、黒のシャツに、黒の手袋、赤のジャケットというルックを徹底するなど、360度にわたってアルバムの芸術を表現してきたザ・ウィークエンドだったが、先日、突如としてインスタグラムの投稿をすべて削除。
フィードを一掃した後で最初に投稿されたのは、『アフター・アワーズ』期とは一線を画した全身真っ黒なコーデで撮影された写真で、新たなフェーズが始まることを予感させるものとなっていた。
ザ・ウィークエンドがニューシングル「Take My Breath」をリリースへ
ザ・ウィークエンドはその後、「今夜からスタートだ」とツイートした後で、日本語で「夜明けが来る」を意味する、「The Dawn Is Coming」というタイトルがつけられたティーザー映像を投稿。映像は、Sidesの「Cape Town(ケープタウン)」を彷彿とさせる楽曲の一部が流れるというもので、ファンの間では、ザ・ウィークエンドの新曲の一部ではないかと噂されていた。
そして今回、ついにザ・ウィークエンドがカムバックを果たす具体的な日程が判明。「The Dawn Is Coming」と題されたティーザー映像で流れていた音源はやはり、ザ・ウィークエンドの新曲の一部だったようで、彼の歌声が追加で収録された音源が新たに公開され、「Take My Breath」というタイトルの新曲が米現地時間8月6日にリリースされることが発表された。
新たなティーザー映像は、それぞれ陸上女子のアメリカ代表選手であるシドニー・マクラフリンやダリラ・ムハンマド、アシング・ムー、ガブリエル・トーマスが出演する、米NBCによる東京オリンピックのプロモーション映像として公開されており、「2021年8月6日、ニューシングル」とリリースを告知する文章と共に、「#東京オリンピック」のハッシュタグが添えられている。
ザ・ウィークエンドはこれまでにも「この隔離が終わる頃には、別のアルバムの準備が整っているかもしれない」と米Rolling Stoneでニューアルバムのリリースをほのめかしており、「Take My Breath」は来たるアルバムからの最初の楽曲という可能性が高そう。まずは今週末にリリースされる新曲を楽しみにしながら、『アフター・アワーズ』に続く来たる新作のテーマにも注目したい。(フロントロウ編集部)