「マクドナルドの店長」から手紙が届く
行きつけのマクドナルドの店長から直々に「ぜひまた来てください」と手紙が届いたとしたら、多くの人がお店に足を運ぶのではないだろうか? マクドナルドの店長から客に手紙が送られてくる機会はそう多くはないかもしれないが、今回、実際にイギリスに住むサラという女性のもとに近所のマクドナルドの“店長”から手紙が届いたという。
サラが受け取った手紙には次のように記されていたという。
「サラへ。すぐにまたお店へ来てください。もうすぐ閉店してしまうので、手遅れになる前にマクドナルドでランチを注文しに来てください。敬具。マクドナルドの店長」
カジュアルすぎる文章や、「マクドナルドの店長」というザックリしすぎている署名など、突っ込みどころの多いこの手紙だが、サラはすぐに、この手紙の“送り主”の正体に気がついたという。
それは、8歳の娘のインディア。
サラによれば、特に住所も書かれていないこの手紙をインディアから唐突に渡されたとのこと。インディアからは「『魔法のポスト』から届いた」と言われたそうで、何年か前にサンタクロースからの手紙を娘から受け取った時にも同じことを言われたため、すぐに娘が書いた手紙だと気がついたという。
「インディアはマクドナルドが大好きなんです。そんなに頻繁には食べませんが、娘はご褒美として食べるのが好きで、数週間に1回食べています」とサラは英Metroに明かしている。
送り主の正体は...?
サラはすぐに、インディアがマクドナルドに行きたくて書いた手紙だと分かったものの、まずは娘の策に乗っかってあげることにしたといい、驚いた様子で「これは大変ね、インディア。どこから届いたの? あなたが書いた?」と訊いてみると、インディアからは次のように返ってきたという。「違うよ。間違いなく、マクドナルドの店長だよ。私じゃない」。
画像はイメージです。
その後、騙されたフリをしたまま、インディアをマクドナルドに連れて行ったというサラ。お店でフードを注文した後で、店長とも話がしたいとサラがインディアに告げると、インディアは手紙を書いたのは自分だと打ち明けたという。
「インディアはその発想で時々私を驚かせてくれますが、今回のが最も賢かったと言えるかもしれませんね」と英Metroに語ったインディア。
見事に作戦勝ちしてマクドナルドに連れて行ってもらうことができたサラは、ダブルチーズバーガーとコーラを注文。英Metroの取材に次のように語った。「マクドナルドがすごく食べたかったので、あの手紙を書きました。楽しく食べられましたし、ランチに食べられてとても嬉しかったです。夏休み中にもう一回行けたらいいな」。(フロントロウ編集部)