ケンダル・ジェンナーが契約違反で訴えられる
バーバリー(Berburry)やヴェルサーチェ(Versace)といった人気ブランドの広告塔を務め、先月に行なわれたジャックムス(JACQUEMUS)のコレクションで久々にランウェイに復帰を果たしたリアリティスターでモデルのケンダル・ジェンナー。
本格的にモデル業を再開し、今後も様々なコレクションに出演していくと見られていた矢先の米現地時間8月2日、ケンダルがイタリアのファッションブランドであるリュー・ジョー(LIU JO)から契約違反で訴訟を起こされたことが明らかになった。
米E!Newsが入手した文書によれば、リュー・ジョーとケンダルは2019年に、2回のシューティングに臨むという条件で150万ドル(約1億6,500万円)と20%の手数料を支払うという契約を締結。2019年7月には1回目のシューティングを撮影済みで、2度目のシューティングを2020年3月にイギリスのロンドンで行なう予定だったものの、新型コロナウイルスの感染拡大のために渡航することができず、延期に。その後、昨秋のうちに新たな日程を設定するということで調整が進められていたものの、ケンダルの側から「返答を打ち切られた」という。
文書によれば、リュー・ジョーは既にケンダルに対して2020年2月までの時点で135万ドル(1億4,850万円)を支払い済みだといい、今回、2回目の撮影に応じなかったケンダルが契約に違反したとして、代わりのモデルを探すのに要した費用などを含め損害賠償として180万ドル(約1億9,800万円)を求める訴訟を起こしている。また、文書によればリュー・ジョー側は既にケンダル側に契約を打ち切ることを伝えたといい、ケンダル側から支払われるべき返金もなされていないと主張している。
ケンダルのマネージメントを務めるザ・ソサイエティ・マネージメントは米E!Newsに次のようにコメントを寄せている。「この訴訟にはメリットがありません。ザ・ソサイエティ・マネージメントではケンダル・ジェンナー氏を代表して、コロナウイルスのパンデミックにより延期を余儀なくされた契約を遂行するため、リュー・ジョーに代替の日程と場所を提案し続けています」。(フロントロウ編集部)
ケンダルの側はパンデミックによって渡航できなかったため契約違反には当たらないと主張しているものの、リュー・ジョー側は、ケンダルが昨年10月にヴェルサーチェ(Versace)の撮影のためにイタリアを訪れたことを報じた英Metroの記事を証拠として裁判所に提出しているという。(フロントロウ編集部)