スタバの「緑の棒」にはちゃんとした名前があった
今年6月に日本上陸25周年を記念して、全国47都道府県の地域限定フラペチーノ「47 JIMOTO フラペチーノ」が発売されるなど、アメリカやヨーロッパのみならず、日本でも高い人気を誇る大手コーヒーチェーンのスターバックス。
そんなスターバックスのホットドリンクを持ち運ぶ際に飲み口からこぼれないようにするために、かつて使用されていた「緑の棒」にちゃんとした名前があったのをご存じだろうか?
恐らく、何と呼べばいいのかわからない人が大半だろう。アメリカでは「ストッパー(Stopper)」や「リトル・スティック(Little Stick)」などと呼ばれており、これらの呼び方でも店員は理解してくれたため、ほとんどの人たちのなかでこの緑の棒の名前をめぐる問題は解決されないまま放置されていた。
しかし、その答えは、2008年にスターバックスのオンラインコミュニティ「My Starbucks Idea」に投稿されたブログの一文にあった。
「コーヒーの飛沫を最小限に抑えるために、蓋に何かを追加することについて、多くのアイデアやコメントをいただきありがとうございます。蓋の穴からコーヒーがこぼれてしまうというご意見をいただきましたので、限られた市場でスプラッシュスティックをテストし、お客様の関心を探ってきました。お客様やパートナーからの圧倒的な支持を受けて、今週から全国で展開しています。ちなみに、廃棄物を最小限に抑えるために、スプラッシュスティックを保存し、洗浄して再利用することができます」
めでたく緑の棒の正式名称はスプラッシュスティックだということが判明。現在は蓋の形状が以前とは違うためスプラッシュスティックにお目にかかることはなくなったが、これによって長年の疑問が解消されたという人も多いに違いない。(フロントロウ編集部)