ブームの火付け役はZ世代!
最近、よく耳にする「Y2K」とは、「Year 2 Thoousand」の略語であり、2000年代のファッションやカルチャーのことを指す単語のこと。
とくに、トレンド力を担うZ世代の間で注目を集めており、インスタグラム上では「Y2K」の投稿数が200万件を突破。ピンタレスト、ティックトック、海外メディアでもこの単語が取り上げられるなど、大きな盛り上がりを見せている。
そんな若者の間で注目される「Y2K」が、ついにヘアメイクにも波及!
当時のファッションアイコンで知られるパリス・ヒルトンやリンジー・ローハン、ビヨンセなどが取り入れた「ブルーアイシャドウ」や黒のアイライナーを使った「囲み目メイク」、ラメ入りの「リップグロス」、眉山がしっかりとした「細眉」などが再びブームとなっている。
今っぽい「Y2Kメイク」の特徴
とはいえ、2000年代に流行したものを“そのまま”取り入れるだけでは、メイクが古臭く見えてしまうことも。そこで、今回は「Y2K」の良さを生かしつつ、現代風にアレンジしたトレンドメイクをご紹介。
ブルーアイシャドウ
2000年代のアイメイクのなかで真っ先に連想されるのは「ブルーアイシャドウ」。そんな話題のブルーアイシャドウを上手に取り入れるポイントは「色味」。セレブ御用達のメイクアップアーティストのニック・バローズは「明るいパステルカラーよりも、できればダークカラーのブルーを選んだほうがいい」と米Refinery29コメント。
とくにネイビーなどは、ブルーの色味の中でも比較的扱いやすく、肌なじみの良いブラウンやオレンジのアイシャドウとも相性が良いため、自然な仕上がりになるという。
囲み目メイク
2000年代を代表するもうひとつのアイメイクは、黒のジェルアイライナーでまつげより内側の粘膜部分(インサイドライン)にアイラインを入れてぼかす「囲み目メイク」。スモーキーでエッジの効いたルックが楽しめると、当時大人気だったシンガーのアヴリル・ラヴィーンが取り入れていたことでも有名。
そんな話題の囲み目メイクを今風に取り入れるポイントは「ベースメイク」。マットなファンデーションと合わせると全体が粉っぽく古臭い印象に仕上がってしまうため、ツヤタイプのファンデーションやハイライトを仕込んで、いきいきとした肌を演出してみて。
細眉
数ある2000年代のトレンドメイクのなかでも、とくに多くのポップスターたちが取り入れていたとされるのが、きりっとした印象の「細眉」。そんな懐かしの細眉を今っぽく見せるポイントは、ずばり「眉山」を高くしすぎないこと。
ニューヨークを拠点に活動するアイブロウ専門家のアジ・サックスは「(今年の細眉は)眉尻が少し先細りになっている柔らかいアーチのものが多い。とくに(アーチが)ストレートなものは、大人っぽくセクシーな印象を与える」と米The Zoe Reportsでアドバイスする。
グロッシーリップ
2000年代のリップトレンドといえば、とにかく唇をつやつやに見せるグロッシーなリップメイクが大人気。なかでも、ヌードカラーを基調としたカラーレスなリップメイクが流行し、そこにラメ入りのリップグロスでさらにツヤをプラスするのが定番だった。
しかし、マスクを着用する機会が増えた今、なかなかリップグロスに手を出せないという人も多いのでは?
そんなときは、リップティントと組み合わせるのがおすすめ。メイクアップアーティストのジェレミー・ドーマンによると、色が落ちにくいリップティントを唇の中心にのせて外側に向かってなじませ、その上からリップグロスをオンすることで、マスクの下でもグロッシーリップを楽しむことができると米Instyleで説明する。
ピンクチーク
2000年代のチークについては、とにかくピンク色のチークを濃いめに入れるのが鉄板。なかでも肌の透明感を引き出す「青みピンク」のチークが、当時のセレブの間で大変人気が高かった。
そんなピンクチークを今っぽく仕上げたい人におすすめしたいのは、頬からアイホールの目尻側にかけた「Cゾーン」にチークを入れる方法。一気に血色感がアップしてカワイイだけでなく、目を大きく見せる効果もあるとセレブ御用達メイクアップアーティストのダニエル・マーティンは勧めている。
トレンドをけん引する海外の若い世代の間で人気を集める「Y2Kメイク」。いつものメイクに少しマンネリ気味という人は、ぜひこの機会にY2Kメイクを取り入れてみてはいかが。(フロントロウ編集部)