映画『スクール・オブ・ロック』のラストシーンは、2021年5月に交通事故で他界したケヴィン・クラークによるアイディアだったことが判明。(フロントロウ編集部)

不朽の名作『スクール・オブ・ロック』

 2003年に公開された映画『スクール・オブ・ロック』は、売れないロックミュージシャンが小学校の先生になりすまし、ロックを通じて生徒たちに自由を教える姿を描いたミュージカルコメディ。

画像: 不朽の名作『スクール・オブ・ロック』

 2021年5月、劇中でドラム担当のフレディ・ジョーンズを演じたケヴィン・クラークが、自転車に乗っていた際に車にはねられ、病院に搬送されるも死亡し、多くのファンが彼の死を悼んだ。

 そんな本作で、ベース担当のケイティ役を務めたリヴカ・レイエスが、本作のラストシーンの展開は、故ケヴィンのアイデアからだったことを自身のTikTokで明かした。

『スクール・オブ・ロック』、感動のラストシーン

画像: 『スクール・オブ・ロック』、感動のラストシーン

 「エンディングの方向性がうまく決まらなかった」と語ったリヴカは、「(バンド・バトルの大会で)勝つバージョンも試した。負けるバージョンも試したんだけど、しっくりこなかった。制作チームが「エンディングをどうしようか」と考えていたところ、ケヴィンは『負けてしまって、観客が『スクール・オブ・ロック!スクール・オブ・ロック!』と声援を送ってくれたら最高だね』と言ったの。そして、『僕らはアンコールで登場させてもらえるんだ』と言った」と、ケヴィンがなかなか決まらなかったエンディングの方向性を、うまくまとめあげたことを告白。

 リヴカは続けて、「この男(ケヴィン)は13歳にして『スクール・オブ・ロック』のエンディングを書いたんだ」と付け加え、ケヴィンの功績を称えた。

 ケヴィンの提案は見事採用され、あの感動のシーンが誕生。ファンの記憶に残る素晴らしいエンディングを生んだのは、事故により早世したケヴィンだった。(フロントロウ編集部)

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